1日も早い過去の清算を

過去の清算を求めるアジア地域シンポ報告、講演会


 日本政府が過去、朝鮮半島で犯した罪はいまだ償われていない。日本は植民地支配のもと、600余万人の朝鮮人を強制連行し奴隷的な労働を強い、20万人の婦女子を性奴隷の犠牲者にした。

 山口県朝鮮人強制連行真相調査団の主催で7日に行われる「『過去の清算を求めるアジア地域シンポ』報告講演会」では、これまで幾たびも南北朝鮮を訪問し、植民地被害者・「従軍慰安婦」の取材を地道に行ってきた伊藤孝司氏の講演が行われる。

 伊藤氏はこれまで、アジア各地の戦争被害者や民衆の視点から、日本の過去と現在の姿を映し出してきた。また、愛知県朝鮮人強制連行真相調査団の活動にも参加し、過去の清算を訴える人々の肉声を伝えてきた。

 小泉首相の訪朝が決まり、朝・日関係に進展が見られようとしている現在、改めて日本の過去清算が問われている。

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 日時=9月7日(土)午後2時〜4時

 場所=防長青年館パルトピアやまぐち(山口市神田町1―80、TEL 083・923・6088)
 問い合わせ=山口県朝鮮人強制連行真相調査団(TEL 0832・23・9355)

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