朝鮮外務省スポークスマンは同日、小泉首相の訪朝と関連して朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

　報道されたように、朝鮮国防委員会委員長の金正日総書記と対面し会談するため、小泉首相が９月中旬、朝鮮を訪問する。

　朝・日両国間には歴史的な問題が解決されていないため、非正常な関係が持続してきたし、それから生じた一連の懸案問題が存在している。

　これと関連して今回、小泉首相が朝鮮を訪問し歴史的問題と相互関心事となる懸案問題を討議する。

　日本国首相の今回の平壌訪問が、両国間の問題を解決し、関係正常化を実現していくうえで重要な契機となるものと見る。（朝鮮通信）

　【注】３０日午後、記者会見した小泉首相は、９月１７日に日帰りで訪朝することを明らかにした。