民族の統一意志を誇示

「アリラン」公演閉幕


4ヶ月で400万人が観覧

多くの観覧客を魅了した「アリラン」公演

 4月14日から平壌のメーデー競技場で行われた大マスゲーム・芸術公演「アリラン」が、8月15日閉幕した。

 10万人が参加した公演は90余回行われ、この期間に400余万人にのぼる朝鮮の市民や、70余りの国と国際機構の2600の団体代表団や観光団が観覧した。また、日本、英国、カナダ、オーストラリアなど14カ国の各メディアは、観光考察団を派遣するとともに公演の一部を中継した。

 この間、訪朝したベトナム社会主義共和国主席と随行員、中国共産党代表団、ラオス人民民主主義共和国政府代表団など、外国の高位級代表団も公演を観覧した。中国共産党代表団の賈慶林・北京市党書記は、「08年に北京で開かれるオリンピックに際し、われわれも『アリラン』のような公演を準備できないかと思ったが、実際に見て難しいと思った」と述べながら、公演の規模と内容に驚いていたという。

 ロシア連邦極東軍管区司令官のユーリ・ヤクホフ上将は、「こんなに素晴らしいマスゲームと芸術公演を見るのは初めて」としながら、出演者たちの芸術的水準の高さに感嘆したと感想を述べた。

 タイ王国のウタイ・ピムチャイチョン国会議長も、このような公演はどこの国に行っても見られないと言いながら、「簡単にできる公演ではないと思う。残念なのはすべての場面をひと目で見ることができないこと。世界中の人々が『アリラン』を見るべきだ」と話した。

「金日成賞」授与

 金正日総書記は、「アリラン」公演を世界的な大傑作、完全無欠の作品、満点の作品だと高く評価しながら、6月12日には作品に「金日成賞」を、8月19日には創作家、出演者たちに労働英雄称号や「金日成勲章」、金日成主席のネーム入り腕時計、「金日成青年栄誉賞」「金日成少年栄誉賞」などをそれぞれ授与した。

 「アリラン」公演は、朝鮮民族の誇りと業績を新世紀の傑作品として描き出すとともに、民族の統一意志を全世界にあらためて誇示した作品といえる。

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