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金正日総書記、ロシア極東入り

 金正日総書記(朝鮮国防委員会委員長)は20日朝、ロシア・極東地域訪問のため国境駅のハサンを通過した。そして、21日に最初の訪問地であるコムソモリスクナアムーレに到着した後、市内の工場などを視察した。

 ハサン駅ではプリコフスキー・ロシア極東連邦管区駐在大統領全権代表、カルロフ駐朝ロシア特命全権大使、トレグボフ・ロシア極東連邦管区駐在大統領全権第1副代表、アリストフ交通次官、ダリキン沿海辺境行政長官、イワノフ同副長官、タラセンコ極東国境警備区司令官らが出迎えた。

 総書記は列車から降り、出迎えた中央と地方の幹部たちとあいさつを交わした。そして、ロシアの女性たちから歓迎のあいさつを受けた後、幹部たちと駅舎の応接室で談話を交わした。(朝鮮通信)

「黙ってられない年金差別」

同胞障害者ら大阪で集会、「坂口試案」の問題点論議

 在日外国人無年金問題の早期解決を求める集会が19日、大阪市のビアーレ大阪で行われた。在日外国人の年金差別を撤廃させる大阪連絡会(慎英弘代表)など5団体が主催したもので、制度的無年金を強いられている同胞障害者や運動を支援する日本市民ら200人が参加した。集会では、京都地裁に差別是正を求める裁判を起こした原告の金洙栄さん、20年間無年金差別とたたかっている李幸宏さんらが発言。李さんは、「在日外国人の生活を守る姿勢が日本政府にないことを思い知らされた20年だった」と振り返った。

 集会では、無年金障害者に年金に代わる福祉手当を支給するとした坂口力・厚生労働大臣発表の「坂口試案」について発言が集中。慎代表は、無年金の外国人高齢者が対象に含まれていないことや手当の額が障害年金の半額に定められている試案の問題点を指摘した。

水害被害で江沢民総書記から慰問電

 13日の朝鮮中央通信によると、金正日総書記と最高人民会議常任委員会の金永南委員長に中国の江沢民国家主席(中国共産党総書記)が10日、朝鮮の各地を襲った水害と関連して次のような慰問電を寄せてきた。

 私は、朝鮮の一部地域で暴雨と洪水により重大な生命および財産の損失を被ったとの知らせに接し、あなたたちと、そしてあなたたちを通じて朝鮮政府と水害地域人民に特別深い慰問の意を表明する。

 私は、朝鮮人民が朝鮮労働党と朝鮮政府の指導の下に自然災害を克服し、被害を復旧するたたかいで必ず大きな成果を遂げるものと信じる。(朝鮮通信)

金委員長、チェコなど水害で慰問電

 金永南委員長は16日、プラハをはじめとするチェコの各地で類例のない豪雨と洪水により、多大な人的・物的被害を被ったことに対しハベル大統領に慰問電を送った。また同日、洪水被害に襲われたオーストリアのクレスティル大統領にも慰問電を送った。

 一方、洪成南総理はドイツのシュレーダー首相に慰問電を送り、同国政府と人民が一日も早く水害の後遺症をいやすよう願った。(朝鮮通信)

米は早急に電力補償を

朝鮮外務省代弁人談話

 朝鮮外務省スポークスマンは13日、米国が軽水炉提供と関連して早期核査察を主張していることについて次のような談話を発表した。

 このほど、朝鮮半島エネルギー開発機構が軽水炉の基礎コンクリート打ちこみを始めたのと関連して米政府は、わが国が国際原子力機関(IAEA)の核査察を受け入れなければ軽水炉の支援ができないとの主張を持ち出して誤った世論を広めている。

 朝米基本合意文の核心事項は、わが国の核凍結対米国側の2003年軽水炉提供である。

 われわれはこれまで、核施設に対する凍結を円満に維持して使用済み核燃料の保管作業も完了させ、合意文においてわが国がすべきことを100%以上、忠実に履行してきた。

 しかし、米国は合意文で約束したとおり2003年までの軽水炉完成はおろか、今になってやっと基礎コンクリート打ちこみに着手したに過ぎず、したがって2008年になっても軽水炉の建設が完了するのかどうか、確信できない状況である。

 軽水炉の遅れによって米国はわれわれにばく大な電力の損失を与え、経済全般に深刻な難関を作り出し生存権まで著しく脅かしている。

 基本合意文を維持する上での急務は、米国側の軽水炉提供の遅延によるわが国の電力損失の補償問題であり、これは米国が否が応でも必ず優先的に議論し解決すべき問題である。(朝鮮通信)

朝鮮外務省代弁人、南での軍事演習糾弾

 朝鮮外務省スポークスマンは20日、米国が南朝鮮で19日からウルチ・フォーカスレンズ合同軍事演習を強行していることについて朝鮮中央通信社記者の質問に答え、朝鮮民族と国際社会の期待と念願への重大な挑戦、愚ろうであり、誰にも納得がいかず何をもってしても正当化できないと強調した。

 そして、北南間の和解と協力、対話が原状に帰し、朝鮮半島問題の解決に向けた全般的な対話プロセスが肯定的な方向に進んでいる時期に戦争演習を強行したことは、その進展の過程を破たんさせるため手段と方法を選ばないでいることを明白に実証していると指摘。分別ある行動を取るよう促した。(朝鮮通信)

「ピース・ボート」と友好交歓会

 17日から訪朝している日本「ピース・ボート」代表団(団長=吉岡達也共同代表)メンバーと、平壌市内の勤労者、芸能人との友好交歓会が19日、青年中央会館で行われ、メンバー一行らの他、朝鮮対外文化連絡委員会の洪善玉副委員長ら関係者が参加した。

 交歓会では演説が交わされた後、歌や踊りが披露され、朝・日友好の情を厚くした。

 代表団一行は20日、元山港を出発した。(朝鮮通信)

「ブッシュの謝罪、SOFAの改定を」

インターネットメディアの記者らが会見

 米軍による女子中学生れき殺事件と記者に対する暴行事件に関連し、インターネットメディア記者をはじめとする言論人たちが記者会見を開いた。

 韓国インターネット記者協会創立準備委員会は20日、ソウルの光化門映像メディアセンターで「女子中学生殺害・取材記者暴行の米軍を糾弾! 韓国インターネット記者、言論人1000人宣言」を発表した。

 宣言文を通じ参加者らは、ブッシュ大統領に国民と言論人に対する謝罪とSOFA(韓米地位協定)の見直しを、南の政府には米軍糾弾の世論喚起と米軍の犯罪行為に対する積極的な対処を促した。また、一部言論の反省と責任ある報道も求めた。

 続いて参加者らは米大使館の横にある情報通信部前で「ブッシュ大統領は国民に謝罪し、SOFA改定に臨むこと」を求める記者会見を行い、チョ・デギ同準備委員会代表をはじめとする3人の代表が米大使館に抗議書簡を渡そうとしたが、米大使館側は、「不法集会による書簡は受け取ることができない」と、抗議書簡の受理を拒否した。

 同準備委員会は先月3日、駐韓米軍による「民衆の声」記者に対する暴行および強制連行を糾弾する記者会見を開いた後、韓国インターネット記者協会の創立を決議、来月創立大会を行う予定だ。

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