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10項目の共同報道文 ソウルで第7回閣僚級会談 第7回北南閣僚級会談が12〜14日、ソウルで行われた。北側から金★(月偏に令)星内閣責任参事を団長とする代表団メンバー、随員、南側からは丁世鉉統一部長官を首席代表とする代表団メンバー、随員が参加した。 会談で双方は6.15北南共同宣言履行状況を総括し民族の和解と協力、団結と統一志向的な立場から、上程された議題について討議を繰り返し立派な合意を達成した。 今回の会談は、6.15共同宣言のけん引力と生活力を再び確証し、情勢がいかに変化し環境がどう変わろうとも、共同宣言を最後まで固守し徹底的に履行していくことで、民族同士北南関係を発展させ、祖国統一の転換的局面を開こうする7000万同胞に新たな信念と勇気を与える重要な契機となった。 会談では第7回北南閣僚級会談共同報道文(全文)が発表された。 初日の会談では金団長があいさつ。金団長と南側の首席代表が基本発言を行った。 2日目の会談で金団長は、北南関係の信義を守る問題が極めて重要であることを強調し、基本発言で提起した第7回北南閣僚級会談の議題に対する基本立場と北南間の懸案問題を履行するための具体的な日程、北側の提案の正当性と現実性について指摘した。(朝鮮通信) 金正日総書記、ロシア訪問へ 朝鮮解放57周年にあたりプーチン大統領に祝電、プーチン大統領からも「関係を強固に」と祝電 15日の朝鮮中央通信によると、金正日総書記(朝鮮国防委員会委員長)が8月下旬にロシア連邦の極東地域を訪問する。 また総書記は15日、朝鮮解放57周年にあたりロシアのプーチン大統領に祝電を送り、「こんにち、朝ロ関係は昨年、モスクワで行われたわれわれの対面と共同宣言の精神に基づき、両国人民の志向と念願に即して発展し続けている」「私は、新たな段階に入った両国間の友好協力関係が今後も、各分野にわたって拡大、発展するものとの確信を表明する」と指摘した。 一方、プーチン大統領も15日、金正日総書記に祝電を寄せ、次のように指摘した。 現在ロシアは、民族的和解と統一のための朝鮮の努力を終始一貫支持しており、朝鮮人民が社会経済の発展において新たな成果を収めることを願っている。 われわれは、親善善隣協力条約に基づいて、そして、平壌とモスクワでわれわれが署名した宣言の精神に即して朝鮮との関係を強化発展させながら、われわれを団結させている長い伝統に基づいて確信に満ちて未来を見通している。 私は、近いうちに行われるあなたのロシア旅行が友好的なロ朝関係を強固なものにし、アジアでの平和と安全を強化するのに寄与するものとの確信を表明する。 駐朝ロシア臨時代理大使が宴会 朝鮮解放57周年に際し、ダビドフ駐朝ロシア臨時代理大使が14日夕、ロシア大使館で宴会を開き、同大使館員、ロシア・アムール州行政府代表団メンバーの他、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、李光根貿易相、朝鮮ロシア友好協会の洪善玉委員長(対外文化連絡委員会副委員長)らが招かれた。 宴会で演説した臨時代理大使は、ロシアは6.15北南共同宣言が履行されて朝鮮半島における緊張が緩和し、朝鮮が外部勢力の干渉を受けることなく自主的に、平和的に統一されることを願う、と強調した。(朝鮮通信) 就学補助制度の導入を 北九州民族教育権拡大推進委 北九州民族教育権拡充推進委員会責任者の李基浩氏(総聯福岡・小倉支部委員長)をはじめ、九州朝高、北九州初中、小倉幼稚園、オモニ会、県教育会、総聯本部の関係者ら11人は5日、北九州市教育委員会を訪ね、高野利昭・教育長に福岡朝鮮学園名義の「朝鮮学校への助成に関する要望書」を手渡した。 席上、李氏は、市議会ではすでに朝鮮学校を一条校に準ずる学校として扱うことを決議していることを想起させながら、使用制限付きの教育助成金(「教育設備整備事業補助金」と「国際交流費」)では朝鮮学校が直面している財政上の問題を解決するには至らないと指摘し、近隣市町村で実施している児童・生徒に対する就学補助金制度を導入するよう求めた。 また一行は、民族教育の必要性や、同校生徒および卒業生らが地域社会にさまざまな形で貢献していること、学父母らの厳しい経済状況、ニューヨーク市では市内の日本人学校に十分な助成金を支給して教育を保障していることなどを主張した。 高野教育長は要望に理解を示しながら最大限努力したいと述べ、北九州初中の対外公開授業(9月21日)や朝高での大野遊会(10月6日)にも足を運んでみたいと語った。【北九州民族教育権拡充推進委】 第8回総聯故郷訪問団 今年2度目になる第8回総聯同胞故郷訪問団が26日から31日までに5泊6日の日程で南朝鮮の故郷を訪問する。 ソウルで第7回北南閣僚級会談や解放後初の民間統一行事が開かれるなど、統一への機運が高まるなか故郷を訪れる訪問団は総勢70人。26日に東日本地方(成田空港)、近畿地方(関西空港)、九州地方(福岡空港)の3地方に分かれて日本を出発し、南朝鮮の仁川空港で合流する。 一行は、26日はソウルに宿泊し、27〜30日にそれぞれの故郷を訪れ、31日には日本に到着する予定だ。 パレスチナ問題、実践的対策を 国連で朝鮮代表 11日の朝鮮中央通信によると、5日に開かれたパレスチナ事態に関する第10回国連総会非常特別会議で朝鮮代表が演説し、イスラエルの弾圧蛮行を中止させ、パレスチナ人民とアラブ諸国人民の合法的な民族的権利を実現するための実践的な対策を講じるよう求めた。 また、イスラエルの蛮行は、特定の国のひ護と指図を受けていると述べ、国連が地域紛争問題を平和的に解決しあらゆる形態の内政干渉と不当な圧力策動を除去するのに引き続き大きな力を注ぐべきだと強調した。 そして、イスラエルは民間人に対するテロ行為をはじめ、地域の平和と安全を破壊する軍事的侵略と国際人道法に反する行為を中止し、パレスチナ領土と占領したすべてのアラブ領土から占領軍を撤退させ、パレスチナとの平和協議に速やかに臨むよう要求した。(朝鮮通信) 朝中が計量・品質分野などで協定 朝鮮国家品質監督局と中国国家品質監督検査検疫総局間の規格化および計量・品質分野での協力に関する協定が6日、北京で調印された。(朝鮮通信) 朝大副部長に文学学士学位 在日朝鮮児童文学の発展に貢献した朝鮮大学校(東京・小平市)の徐正人・教務部副部長に朝鮮民主主義人民共和国文学学士学位が授与された。8日、授与式が人民文化宮殿で行われ、国家学位学職授与委員会の趙昌徳委員長(副総理)、姜春琴書記長らが参加した。(朝鮮通信) アジア陸上女子1万メートルで金、銀 10日に行われた第14回アジア陸上選手権の女子1万メートルで、ハム・ボンシルが34分44秒92のタイムで優勝。また、チョ・ブンヒが35分00秒63で2位に入った。 平壌国際卓球男女ダブルスで朝鮮が優勝 第16回平壌国際卓球招待競技大会が5〜9日まで青春街の卓球競技館で行われ、中国、日本、タイ、朝鮮(A、B)の各選手団が参加した。大会では団体で中国が男女とも優勝、朝鮮A、Bがそれぞれ2、3位に入った。 シングルスは男女とも中国の楊暁夫、王珊が、ダブルスは男女とも朝鮮のパク・ウォンチョル、キム・ソンチョル組、キム・ヒョンヒ、キム・ヒャンミ組、また混合ダブルスもパク・ウォンチョル、キム・ヒャンミ組が優勝した。(朝鮮通信) |