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「民族統一意志を誇示」
ソウル大会開催で民和協代弁人 15、16の両日、民族統一大会がソウルで行われることと関連し、民族和解協議会のスポークスマンは10日、朝鮮中央通信社記者の質問に対し次のように答えた。 周知のように、8.15に際し分断史上初めて北と南がソウルで民族統一大会を開催する。民族統一行事はこれまで、外勢と南の反統一勢力の妨害によりソウルでは1度も開催されなかった。 今回の民族統一大会は、ソウルで行われるはじめての民族共同行事であり、統一運動を発展させるうえで重要な意義を持つ。また、昨年平壌で行われた民族統一大祭典の際、今年の統一行事をソウルで行うとの約束も履行できることになった。 8.15民族統一共同行事は、外勢と反統一勢力には打撃となり、わが民族同士で統一の門を開いていこうとの意志を誇示することだろう。(朝鮮通信) 「ミレ」(1府2県)、「兵庫ひまわり」(1県)、「京滋」(1府1県) 近畿3組合、12日から営業開始 民族金融機関として、組合員の経済活動の促進とその地位向上のため相互扶助の精神に基づく金融機能を強化し、組合員に必要な金融事業を行っていくことを目的にした大阪府、奈良県、和歌山県の「ミレ信用組合」、兵庫県の「兵庫ひまわり信用組合」、京都府、滋賀県の「京滋信用組合」が12日に営業を開始した。 この日午前9時、各組合の本店・支店および営業所では、同胞と組合員、関係者らが集まる中、開業を宣言した。 各組合は昨年来、出資金を募り、3月に創立総会を開いた。この間、同胞らは、バブル崩壊後の長引く日本経済の低迷と金融不況の影響による朝銀の破たん後、民族排他的な雰囲気が作り出される中でも、自己の生活と経済活動を相互扶助の団結した力で守っていこうとの一心で、各組合の設立を目指してきた。 各組合は今後、預金拡大運動を全同胞的に展開し、組合の経営基盤を確固たるものに築きながら、真の民族金融機関として発展させていくこととなる。 各組合の本店・支店および出張所の所在地は以下のとおり。 「ミレ信用組合」 本店(1)=大阪府大阪市。支店(6)=大阪市生野区、同西成区、東大阪市、寝屋川市、泉北郡忠岡町、和歌山県和歌山市。 「兵庫ひまわり信用組合」 本店(1)=兵庫県神戸市。支店(5)=神戸市中央区、姫路市、西宮市、尼崎市、加古川市。 「京滋信用組合」 本店(1)=京都府京都市。支店および出張所(4)=京都市左京区、同伏見区、舞鶴市字浜、滋賀県大津市島ノ関。 京都第1が初優勝 第24回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会 朝鮮民主主義人民共和国創建54周年、第24回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会が9〜11日、茨城県のカシマグリーンランドサッカー場で行われた。同大会は、今大会から初級学校すべてのサッカー部に参加資格が与えられ、それぞれ各予選リーグと順位リーグ(1〜3部)、決勝トーナメントの方式で勝敗が競われた。 11人制競技には37チーム、8人制競技には17チームが参加した。1部決勝戦は京都第1初級と大阪第4初級が対戦。高い集中力を発揮した京都第1初級が大阪第4初級を4―1で下し、初優勝を果たした。京都第1初級主将、金秀奎くん(初6)は「一昨年、昨年の大会では負けてくやし泣きしたこともあるけど、今回はみんなのチームワークで優勝できた。本当にうれしい」と語った。3位は生野初級。 8人制競技の1部決勝戦には、大阪福島初級と奈良・和歌山初級合同チームが進出。4―1で大阪福島初級が奈良・和歌山初級を下し、2年連続で優勝した。3位は南武初級。大会では19人(11人制から11人、8人制から8人)の優秀選手が選ばれた。 民族同士で平和統一を モンゴル大統領、白南淳外相と会見 モンゴルのバガバンディ大統領は8日、同国を訪問中の白南淳外相と会見した。 大統領は席上、6.15北南共同宣言に沿って朝鮮民族同士で国の平和統一を実現するための朝鮮人民の闘争に支持を表明。金正日総書記の指導のもとに朝鮮人民が強盛大国建設をめざすたたかいで大きな成果を収めていることを高く評価し、両国間の友好・協力関係を各分野にわたって発展させることを希望すると述べた。 一方同日、白外相とエルデンチュルーン外相との会談が行われ、双方は自国の情勢を通報し、双務関係の発展をはじめ相互の関心事となる諸問題について意見を交わした。 また、朝鮮とモンゴル両政府間の「友好関係・協力に関する条約」「双務的協定の効力に関する議定書」がそれぞれ締結され、両外相が条約と議定書にそれぞれ調印した。白外相一行は10日、帰国した。(朝鮮通信) 金永南委員長、マレーシア代表団と会見 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は8日、マレーシア政府科学技術代表団(団長=ヒーンディン科学技術・環境相)と会見した。李光濠科学院院長ら関係者が同席した。 席上、団長は金正日総書記にマレーシア政府と人民のあいさつを伝えてくれるよう託した。そして、両国の科学技術分野での協力を強化していくことについて言及した。 統一新報創刊30周年記念報告会 思想と理念、制度の相違を乗り越え民族大団結による祖国統一を活動使命としている無所属代弁紙、統一新報創刊(72年8月6日)30周年記念報告会が6日、平壌市内で行われ、朝鮮社会民主党、天道教青友党、祖国平和統一委員会書記局、朝鮮キリスト教連盟、朝鮮カトリック教連盟、朝鮮仏教徒連盟など政党、社会団体の活動家と出版報道部門の関係者、統一新報社記者、編集員が参加した。(朝鮮通信) 良心囚に8.15特赦を 南の各階層3000人宣言、「現政権最後の任務」 宗教界をはじめとする各界人士3051人は9日、「8.15特別赦免に際した各界3000人宣言」の記者会見を青瓦台の前で行い、金大中大統領が良心囚釈放の「歴史的決断」を下すよう促した。 開会の辞でオ・ジョンリョル全国連合常任議長は、「光復節はわが民族の慶事。にもかかわらず、良心囚が監獄に囚われているというのは言語道断」としながら、「良心囚が釈放されるよう全力を尽くそう」と訴えた。 チョン・ヒョンチャン全農議長が朗読した宣言文を通じ、参加者らは「金大中政権発足後4年7カ月の間、労働争議などで拘束された労働者は788人にも上る」「これは、金泳三政府5年間で拘束された労働者総数632人を上回り、今年に入ってもすでに102人が拘束された」と指摘した。 宣言文はまた、「過去8年で、1254人の学生が韓総連関連で囚われた現実とともに、韓総連をはじめとする青年指導者らは今現在も自身の良心を試されている」としながら、こうした現実は南社会での人権意識の後進性を立証するものだと強調した。 参加者らは記者会見の後集会を開き、クォン・オホン民主化実践家族運動協議会(民家協)共同代表、リョム・キョンソク民主労総統一委員長、リ・ジョンリン汎民連南側本部議長らは、良心囚の赦免は社会正義と歴史を正す作業であり、国民の支持によって生まれた現政権が果たすべき最後の任務だと一致して語った。 主催者側は、今回発表された3000人宣言はこれまでに類を見ない規模で、その意義は大きいと強調した。 良心囚赦免に関しては民家協が8日に木曜集会を開き、特赦措置を要求したほか、民主労総と民主労働党なども2日記者会見を行い、タン・ビョンホ民主労総委員長をはじめとする95人の良心囚に対する赦免を要求している。 |