善意と雅量への冒とく
「遺憾」表明の中傷 朝鮮中央通信
報道によると、朝鮮西海上での武力衝突事件に関する朝鮮側の電話通知文の内容をもって今、一部の不純勢力のなかから奇妙な発言が飛び出している。
彼らはわれわれの遺憾表明について、「真の謝罪とはいえない」「不十分な点がある」「真意を見守るべき」だの、何だのと途方もないことをいっている。 これは、電話通知文に対する悪意に満ちたひぼう・中傷であり、われわれの善意と雅量に対する許しがたい冒とくである。 周知のように、われわれは南側に送った電話通知文で、米国の一方的に引いた「北方限界戦」が根本要因となった今回の武力衝突事件を偶発的な事件と認めてそれに対して遺憾を表し、北南閣僚級会談を再開することについて強調した。 われわれのこの立場は、今回の西海武力衝突事件により、こう着状態に陥った北南関係をふたたび回復させ、交流と協力を強化しようというところから発した率直かつ真しな態度の反映である。これについては、いささかの疑いを抱く必要もない。 現在、南朝鮮と国際社会は一致して、最大限の善意と雅量に基づいた通知文を肯定的に評価し、北南、ひいては朝米、朝・日対話の扉を開くうえで重要なきっかけとみなしている。 ところが一部の不純勢力がこうした肯定的な世論に挑戦しながら、われわれの電話通知文についてどうのこうのといいがかりをつけているのは、北南間の和解と協力をさえぎり、第2、第3の衝突事件を引き起こし、朝鮮半島の軍事情勢をまたもや戦争瀬戸際へと追い込むための犯罪的企図以外の何物でもない。 看過できないのは、われわれの遺憾表明を「危機意識」から逃れるための政治的ジェスチャーとして、誤って解釈していることだ。 もし、一部の勢力がわれわれの遺憾表明を「弱点」とみなし、引き続き雑言を吐くなら、われわれはこれについて再度、計算することもできる。不純勢力はわれわれの善意と雅量を直視し、正しく行動すべきだろう。(朝鮮通信) |