合意貫徹へ確固とした意志

ロシア外相の記者会見内容


 イワノフ外相が7月29日、平壌で内外の記者と会見した内容は次の通り。

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平壌で記者会見するイワノフ外相

 格別な関心を払ってくれた金正日・国防委員会委員長に、心から深い謝意を表する。

 昨日、金正日委員長の会見を受け、夕食会に参加し、大マスゲームと芸術公演「アリラン」を鑑賞した。

 会見の席上、われわれは、金正日委員長にプーチン大統領の親書を伝えた。

 この親書には、2000、01年に平壌とモスクワで行われた最高位級会談で遂げられたすべての合意を貫徹しようとするロシア側の確固とした意志が込められている。

 今回の会談と談話で双方は、両国間の関係が両国の最高指導者であるプーチン大統領と金正日国防委員長のゆるぎない意志に従って成果裏に発展していることに対し、満足の意をもって評価した。

 政治、経済、文化などの分野での協力に関する評価と、その展望に対する双方の立場は一致あるいは類似している。

 また、国際舞台での相互協力について満足すべき立場を明らかにし、朝鮮半島情勢と関連した意見交換を行った。

 朝鮮半島情勢の討議において朝鮮側は、北南対話を続ける意志を明らかにするとともに、朝鮮の統一問題が6.15共同宣言に徹底的に基づいて解決されなければならないと強調した。

 今回の平壌訪問期間中、金正日委員長は、われわれときわめて真しかつ具体的な談話を交わした。

 金正日委員長は、両国間の双務関係問題と国際問題をはじめ、すべての問題について具体的に熟知しており、それに対する明解な評価を行った。

 われわれは、国際舞台において両国間の協力を著しく強化しており、とくにアジア太平洋地域での共同歩調を多く取っている。文化的交流も活発に行われている。両国は、経済協力のため法律的基礎を整えたうえでそれを進める意志をもっており、その実現のため、ともに努力している。

 われわれは、この機会を借りて朝鮮人民が自らの目的を立派に達成するよう希望している。(朝鮮通信)

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