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金正日総書記、ロシアのイワノフ外相と会見 プーチン大統領から親書
朝鮮労働党総書記の金正日・朝鮮国防委員長は28日、訪朝中のロシアのイワノフ外相と会見した。外務省の姜錫柱第1次官、カルロフ駐朝ロシア特命全権大使が同席した。 席上、イワノフ外相は総書記にあてたプーチン大統領の親書を丁重に伝え、自身の贈り物を渡した。 総書記はこれに謝意を表し、外相の訪朝を熱烈に歓迎した後、温かく親善的な雰囲気の中で談話を交わした。 総書記は同日夕、外相のために晩さん会を催した。外相一行、カルロフ大使ら駐朝ロシア大使館の外交官が招待された。朝鮮側からは金容淳書記、外務省の姜第1次官、金桂寛次官が参加した。 総書記は同日夜、メーデースタジアムで上演中の大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を、イワノフ外相一行とともに観覧した。(朝鮮通信) 白南淳外相、イワノフ外相一行と会見 白南淳外相は28日、万寿台議事堂で表敬訪問したイワノフ外相一行と会見し、親善的な雰囲気の中で談話を交わした。 一方、両外相間の会談が同日、万寿台議事堂で行われ、朝ロ両国間の関係が日増しに良好になっている点に満足を表明。両国間の親善協力関係をより強化発展させる点、国際関係をはじめ相互関心事となる一連の問題について意見交換した。 外務省の弓錫雄次官ら関係部門の活動家、ロシア外務省のロシュコフ次官ら訪朝団一行、カルロフ大使らが参加した。 また同日、朝鮮政府はイワノフ外相を歓迎する宴会を万寿台議事堂で催した。 白外相が演説し、外相の訪朝は両国首脳の意図と期待に添って、相互協力の関係をより強固に発展させるうえで意義深い契機になるだろうと指摘した。 イワノフ外相は、ロシア連邦は北南首脳間に達成された合意を歓迎し、北南対話を全面的に支持していると述べた。そして、ロシア側と朝鮮側が掲げた目的は各分野で互いに協力し合うことを念頭に置いているとしながら、この目的を達成するためにモスクワが積極的な努力を傾けることを確言すると強調した。 イワノフ外相は同日、牡丹峰の解放塔に花輪を捧げ、ソ連軍烈士を追悼して黙とうした。 一方、外相は錦繍山記念宮殿を訪れ、金日成主席に敬意を表した。(朝鮮通信) 主導権握る統一朝鮮を、南の尚志大学姜萬吉総長 神奈川で6.15共同宣言2周年記念講演会 6.15共同宣言発表2周年記念講演会(主催=同実行委員会)が27日、神奈川・横浜開港記念会館で行われ、県下在住の同胞らおよそ200人が参加した。講演会では、南朝鮮の尚志大学総長・姜萬吉氏が講演を行った。 姜氏は、第2次世界大戦終了後、旧ソ連と米国の東アジアにおける勢力均衡の犠牲として、朝鮮半島が2つに分断されたと述べながら、その後ぼっ発した6.25戦争は侵略戦争ではなく、どんな方法であれ統一しようという南北の意志の表れであったとしながら、戦争では統一できないということが6.25の歴史的教訓だと強調した。 また、ベトナムのような戦争統一、ドイツのような吸収統一ではない協商統一こそ朝鮮半島での統一方法にふさわしく、統一後は朝鮮が中国、日本の間でキャスティングボードを握っていくという認識を若い世代が持つべきだと指摘した。姜総長の講演の後、「県下同胞に送るアピール」が朗読された。 金委員長らスペイン、中国の代表団と会見 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は25日、万寿台議事堂でスペイン経済代表団(団長=セラ国会行政委員会委員長)と会見し談話を交わした。金正基貿易次官が同席した。 また、朝鮮労働党の鄭夏哲書記は同日、万寿台議事堂で中華全国新聞工作者協会代表団(団長=李在厚・書記処書記)と会見し談話を交わした。朝鮮記者同盟の金誠国委員長、田宝珍・駐朝中国大使館公使参事がそれぞれ同席した。(朝鮮通信) 対朝鮮敵視の終息を 朝鮮外務省代弁人、談話で米に求める 朝鮮外務省スポークスマンは24日、朝鮮停戦協定(53年7月27日)が締結されてから約半世紀が経過することと関連し談話を発表、朝鮮半島にはいまだ真の平和は訪れず、恒常的な戦争の危険が漂っていると次のように指摘した。 ブッシュ政権は、対朝鮮強硬敵視政策を取って朝鮮半島の情勢を最悪の事態に追いこみ、朝鮮の体制に対する極端な拒否感、敵対感を抱いて「悪の枢軸」「核攻撃の対象」をうんぬんしながら、「先制攻撃」まで公言している。 また、米国が北南関係問題を自国の対朝鮮敵視政策に服従させようと執ように企んでいるため、北南関係も重大な曲折を経ている。 さらに西海海上事件を起こし、その責任をわれわれになすりつけようと策動しているのは、反朝鮮世論を拡大させ、南朝鮮で急激に高まっている反米気運をなだめようとするところに本心がある。 諸般の事実は、朝鮮半島で強固な平和を保障し、統一を遂げるためには何よりもまず、米国の対朝鮮半島敵視政策と米軍の南朝鮮占領が終息されなければならないことを明白に示している。(朝鮮通信) ブッシュ政権に謝罪要求しソウルで市民らデモ、在日青年学生は追悼集会 南での女子中学生れき殺事件 南朝鮮の京畿道楊州郡で先月13日、女子中学生2人が米第2師団の装甲車にひき殺された事件と関連し、駐韓米軍を糾弾する汎国民大会が27日、ソウル市内の公園で開かれた。市民、学生、労働者ら1000余人が参加し、デモ行進を行った。 一方同日、東京・白山の朝鮮出版会館では、女子中学生を追悼する在日朝鮮青年学生らの集会が開催された。朝青中央の朱相礎委員長と留学同中央の朴栄致委員長、関東地方の朝青活動家と留学同の代表、中央団体、事業体の朝青代表、朝高生らが参加した。 集会ではまず、犠牲者を追悼し黙とうが行われた。 朱委員長が報告をし、彼女らの生命を奪った米軍とブッシュ政権を断固糾弾しながら、米軍とブッシュ政権が事件解決のために誠意ある行動を示すことと謝罪を求めた。 また、米軍を南の地から撤退させ、自主、統一を成し遂げるために日々たたかっている南の人民と青年学生らに熱い支持を送りながら、在日朝鮮青年学生らは団結して彼らを支持声援する活動を繰り広げていくことを呼びかけた。 集会ではまた、韓青の李政秀委員長が連帯のあいさつを述べた後、3人が発言し、糾弾声明が採択された。集会に先立ち、南での闘争の様子がビデオで上映された。 |