同胞の店
朝鮮風家庭料理・孤里庵
(大阪市・東淀川区)
チゲ鍋とぎょうざが人気/地域同胞の憩いの場
朝鮮料理を中心に個性的な一品料理がそろう弧里庵は、李季徳さん(46)と金玉姫さん(47)夫妻が営んでいる。実家がそれぞれ中華(李さん)、チゲ鍋屋(金さん)だったとあって、味は折り紙付きだ。
「特製みそ味チゲ鍋」(1300円)は、金さんがオモニから受け継いだ特製テンジャン(朝鮮の豆味噌)味が人気だ。当初は冬季限定のメニューだったが、冬を過ぎても注文が後を絶たず、「やめるにやめられず続けている」(金さん)とか。アサリ、エビ、豆腐、ニラ、玉子などの具が、深みのあるあっさりした辛さにぴったりマッチする。うどん、ご飯などのトッピング(各200円)もあり、1人前からの注文も可能だ。 李さんが作る「手づくりぎょうざ」(6個入り、280円)は、豚肉、キャベツ、ニラのみを使用したシンプルなおいしさが人気の一品。現在、具に青唐辛子を入れた「朝鮮風」も考案中だ。 「やみつき納豆」(500円)は、マグロ、イカ、サーモンなど新鮮な6種類の海の幸とたくあんをきざみ、卵黄、かいわれ、納豆であえたもの。和風だれであっさりしており、サラダ感覚で食べられる。 大阪朝高時代の同級生夫婦。「いつか2人でこじんまりした店を構えたい」というかねてからの願いがかない、昨年オープンした。店内はいつも常連でにぎわう。「おかげさまで1周年を迎えた。これからも地元の同胞、市民の憩いの場であり続けたい」(李、金夫妻)。(花) おすすめメニュー すじじゃが(350円)、カルパッチョ(マグロ、サーモン、貝柱入り、600円)、朝鮮風じゃこおにぎり(350円) |