あの時、このひと言


 「日本の近代史を考えるとき、明治以降の朝鮮への侵略の歴史を視野に入れなくて、何が明らかになるでしょうか。政治的、経済的にはいうまでもなく、思想・文化の問題を考えるときにも、日本の朝鮮侵略は避けて通れない」(中塚明・奈良女子大名誉教授)

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 「しんどい時、それを放棄するのではなく、一歩前進してよい結果を出すことだ」(J1公式戦「コリアンデー」と同時開催された「第2回KOREA・JAPAN文化スポーツイベント」に参加した京都パープルサンガ所属の南朝鮮の朴智星、安孝錬選手。昨年7月に京都朝鮮中高級学校サッカー部を訪れた際、生徒たちからサッカーをするうえで重要なことは何かという質問を受けて)

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 「民族教育問題は学生や父母だけではなく、在日同胞全体の問題。町内会など普段から接触のある日本市民らが、私たちに対して協力的なことでもわかるように、自分が責任を持って問題を解決するという立場で、常日頃から努力することが大事」(愛知で行われている朝鮮学校の処遇改善のための署名運動に参加した李陽さん)

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