ニュースPICK−UP
「処遇改善、助成金拡充を」 京都朝鮮・韓国学校が府に要請 京都朝鮮中高級学校(左京区)の李宗一校長と京都韓国中・高級学校(同区)の李虎雄校長が18日、府庁を訪れ、保護者への教育補助の拡充を申し入れた。両校が処遇改善を求める要望を行うのは初めて。府内には6校の民族学校があり、約800人が学んでいるが、各種学校であることから助成金は私学の約1割に留まっている。 朝鮮学校の李校長は、応対した麻生純副知事に対し、来年京都中高が創立50周年を迎えることに触れ、「府知事とともに朝鮮学校と韓国学校を訪れてほしい」と要望した。両校長は民族教育の尊重、納税者への還元の見地から民族学校を学校教育法に定める「1条校に準ずる学校」として待遇し、助成金をはじめ経済的援助の抜本的な是正と拡充を求める山田啓二知事あての要望書を手渡した。 食糧援助の必要性強調 北朝鮮人道支援ネットが東京でシンポジウム 北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパンが主催するシンポジウム「私たちは続ける! 北朝鮮人道支援の意義」が20日、東京・麻布で行われた。 第1部では、99年11月と01年9月に朝鮮で撮影したビデオを紹介。日本市民による支援食料、粉ミルクなどが確実に届けられていることを伝えるのが目的で、実際、01年9月撮影のビデオでは、粉ミルクが育児院に保管されている場面が流された。 第2部では、「食糧難の現状と国際社会・私たちの支援活動」(李修二氏、北朝鮮人道支援ネットワーク)、「北朝鮮敵視政策の問題と人道支援の国際的意義」(前田康博氏、大妻女子大学教授)、「北朝鮮敵視政策に対する在日朝鮮人社会の危機感」(金東鶴氏、在日本朝鮮人人権協会)の講演が行われ、朝鮮に対する人道支援の必要性について言及された。 中朝友好、さらに強化 崔書記、中国党対外連絡部代表団と会見、国際部が交歓会 朝鮮労働党政治局委員候補の崔泰福書記は19日、蔡武副部長を団長とする中国共産党中央委員会対外連絡部代表団と会見した。 団長は席上、中朝両党、両国、両人民間の友好は先代領袖たちによってもたらされたものであると語り、江沢民総書記と金正日総書記の深い関心のなかで中朝友好はさらに強化されていると指摘した。 また滞在期間、金正日総書記を首班とする朝鮮労働党の指導のもと、朝鮮人民が社会主義建設で収めた成果を目撃することができたと述べながら、金正日総書記の周りに固く団結した朝鮮人民が強盛大国建設と国の統一を実現するたたかいでさらなる成果を収めるものとの確信を表明した。 朝鮮労働党中央委員会国際部は18日、中国共産党中央委員会対外連絡部代表団メンバーとの交歓会を催した。代表団メンバーとともに駐朝中国大使館の田宝珍公使参事と大使館員が招かれた。朝鮮労働党の金泰鐘、朴慶善両副部長らが出席した。 郭副総理、中国国家品質・代表団と会見 郭範基副総理は18日、人民文化宮殿で中国国家品質監督検査検疫総局代表団(団長=王鳳清・国家認証認可監督管理委員会主任)と会見した。国家品質監督局の金亨哲局長、武東和駐朝中国大使が同席した。代表団は17日に朝鮮入りした。 3国訪問を成果裏に終了 金永南委員長が帰国 最高人民会議常任委員会の金永南委員長がインドネシア、リビア、シリア公式親善訪問を終えて19日、白南淳外相、李光根貿易相、李光濠科学院長、対外文化連絡委員会の文在譜マ員長代理、その他随員とともに特別機で帰国した。空港で金委員長一行を最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長と姜錫柱第1外務次官ら関係者、駐朝インドネシア、リビア、シリアの各臨時代理大使が出迎えた。(朝鮮通信) オーストラリア駐在朝鮮大使に天氏任命 平壌18日発朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会政令によって、オーストラリア駐在朝鮮大使に天載鴻氏が任命された。(朝鮮通信) 第2回「5.21建築祭典」が閉幕 第2回「5.21建築祭典」が15〜17日まで平壌で行われ、全国各地の建築建設設計、建築科学、教育部門の建築家、技術者、教員、研究者が参加した。 祭典期間中、全国建築建設科学討論会と建築設計作品展示会、全国建築建設設計近代化展示会が催された。 討論会は110の論文を建築、建設構造、建設材料の各分科で審議、優れた論文を選んで発表、また各展示会には各地で創作された100余点の作品と、情報産業時代の要求に即してコンピューターを積極的に活用し、朝鮮式に発展させる過程で収めた成果資料が展示された。 最終日の17日、祭典閉幕式が人民文化宮殿で行われた。(朝鮮通信) 往来ニュース 19日 ハンガリーを訪問する朝鮮政府科学技術代表団(団長=朴昇彩科学院副院長)が平壌を出発した。空港で、李成旭科学院副院長ら関係者が一行を見送った。 20日 朝鮮と朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)間の軽水炉プロジェクト提供協定履行のための専門家協議に参加したKEDO代表団が空路帰途についた。 「韓総連を自由にせよ」 延世大で3000人参加し文化祭 20日、ソウルの延世大大講堂に3000余人が集まり、「もう韓総連を自由にせよ」と題した文化祭が開かれた。「韓総連合法的活動保障のための汎社会人対策委員会」と第10期韓総連が共催した。 オープニングは、子ども合唱団「アルムナラ(美しい国)」の公演。その後、各界各層の意見発表、韓総連OBの合唱が行われた。歌手のリ・ジョンヨル氏は、「韓総連の合法化は必ず達成できると信じている」と激励した。 新千年民主党のソン・ヨンギル議員は、「政権末期で、南北関係、国家保安法の改正など歴史的正当性を持つ事項を推進できないことを申しわけなく思う」と述べながら、「われわれの社会が冷戦的要求に真心を放棄しなければ、韓総連の合法化は必ず達成できる」と指摘した。 また、韓国キリスト教長老会青年会のグループ、アジュンマ(おばさん)合唱団など、かつて全大協、韓総連とともに行動した人たちも駆けつけ、いまだに苦痛を受けている韓総連に対する申しわけない思いと、今後もともに行動していくとの誓いを、情熱的な公演を通じて披露した。 これに対し、韓総連のメンバーたちは、韓総連の名前を最後まで守ると約束しながら、不当にも指名手配されている者たちがろうそくを持ち、利敵規定撤回の思いを表現した。 4部と5部では、社会で活動するOBと現役たちが「韓総連世代」として1つになる姿を音楽劇で表現。全参加者の合唱でしめくくった。 対策委員会のチョン・ジヌ牧師は、「韓総連を自由にすることは、韓総連の要求ではなく良心の要求」だと強調し、その合法化のために力を合わせていこうと呼びかけた。 |