民族教育権 우리의 힘으로(われわれのちからで)

署名運動の現場から・大阪

やはり大切な団結

千秀月(大阪第4初級オモニ会会長)


 6月19日、初めて街頭署名に立ったが、オモニたちが本当に頑張ってくれた。平日の夕方と言えば主婦にとって1番忙しい時間。それでもみんなが署名活動に参加してくれた。とくに若いオモニたちが熱心になってくれたのがうれしかった。鶴橋と桃谷に分かれて896人分の署名をもらったが、改めてみんなが団結すれば大きな力になるということを感じた。

 翌日、オモニ会から速報を出し、署名の結果や心温まるエピソードを紹介するとともに、より多くの保護者が署名運動に参加してくれるよう訴えた。またこの間、各家庭に50人分の署名を頼んだところ、近所の家々を回るなどしてすでに達成していたオモニもたくさんいた。

 大阪で民族教育権のよう護・拡大のための署名運動が行われるのは94、96年に続き今回が3回目。この間、大阪市に対して保護者補助金を求めたり、公開授業を開き、民族教育への理解、支持を訴えてきた。少しずつではあるものの、着実に運動が実を結びつつあることを実感する。10年の間に府下自治体の助成金は3000万円台から3億円にアップした事実ひとつとっても。しかし、私立並みの助成金を求めている私たちの要求と照らし合わせた時、まだまだ低い水準だ。

 だから、もっともっとがんばらなきゃだめだと自らに言い聞かせながら、街頭に立っている。

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 既報のように、民族教育大阪府対策委員会は外国人学校を正式に認可し、私学並みの助成、大学受験資格、そして日本学校における民族学級の制度的保障を求める20万人署名運動を、愛知県の対策委も同様の内容で10万人署名運動を繰り広げている。岡山、東京でも署名運動を計画中だ。

 運動に起き上がった同胞の思いを今号からリレーエッセイで伝えていきます。(編集部)

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