ウリマルで笑いを

朝大喜劇集団「ペッカン」舞台が好評


 朝鮮大学校喜劇集団「ペッカン(白簡―何も書かれていない真っ白な手紙の意)」の第3回公演が、6、7の両日、同校講堂で行われた。

 在日1世、2世が半世紀以上守り継いできたウリマルを、次世代にも受け継いでいこうと「笑いあるところに人は集まる。ウリマルで笑いを楽しもう」という趣旨で昨年結成された、喜劇集団「ペッカン」。

 講堂の舞台上に作られた小さな劇場空間で、「おもしろければ何をやっても良いのか。私は笑いの中にも意味があってこそおもしろみを感じる」をテーマに繰り広げられた3回公演では、流暢なウリマルの才談・漫談とデタラメなウリマルで笑いをとるギャグマンの織り成す3作品を舞台に上げた。全4回公演の観客数は550人。

 この日公演を観た学生たちは、「朝大生の感覚に最も近い公演だった」「完ぺきな発音とまではいかなくても、出演者がウリマルで笑わせようという熱意が伝わってきた」と話していた。

 「ペッカン」は今後も、在日の生活をテーマにした作品を中心に、若者の感覚にあうようなダンスやコントを盛り込んだ作品の上演を予定している。
(「ペッカン」代表・文学部4年・呉紀香)

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