閑話休題
女子中学生れき殺事件
世界中から米軍の撤収を!
「わたしたちの守る国土が/外国兵士の軍靴に踏みにじられるなら/母さん、いっそのこと私は/踏まれても踏まれても起き上がる麦畑でありたい/やみくもに飛び交う砲弾に折れることなく/南と北が口ずさむ柳の草笛でありたい/私たちの歩む道が/外国兵士の軍靴に踏み荒らされるなら/母さん、いっそのこと私は/3年続きの日照りにも枯れない青々とした草でありたい…(略)」(金南柱作)
在「韓」米軍車両が女子中学生をれき殺した事件で、この詩を思い浮かべた。将来への美しい夢を抱いただろう2人の中学生たちの無念の死。被害者の父が「子を失って、今なにを言えるでしょうか。事実を教えてほしい」と語ったと言う。その心情を思うと言葉もない。 南北分断の元凶である南朝鮮駐留米軍の名目は、「北の脅威」から南を保護するというものであった。しかし、それは当初から名ばかりのもので、南朝鮮民衆の払った犠牲はあまりにも大きかった。 米軍基地村で絶え間なく発生する残虐な殺人事件と犯罪、そして女性に対する性暴力は、米軍駐屯以来10万件をはるかに超えるといわれている。しかも、「韓米行政協定」(SOFA)という不平等条約によって殺人罪など重犯罪を処罰できない南。まさに米軍はやりたい放題のありさま。 それだけではない。米軍基地から不法に垂れ流される汚水による環境汚染問題も深刻。上水道源である漢江に有毒物を流すというデタラメも。 同じような事件が、沖縄をはじめ世界中の米軍基地で起きている。犯罪の温床を絶つには米軍の撤収しかない。(粉) |