新世紀商工会創造運動(2002.7.1〜2003.3.31)

愛媛 専任の能力向上などでメリット与え会員拡大


 1日からの「新世紀商工会創造運動」スタートを受けて、各地商工会では理事会を開き、今後の方針などについて討議を重ねているが、愛媛でも3日、県商工会第19期第3回理事会が開かれた。

 金光珠理事長をはじめ、姜政弘氏(不動産業)、金滋氏(廃棄物処理業)、金洋一氏(焼肉業)、崔相★(阝に吾)氏(遊技業)、池龍一氏(遊技業)、尹勲氏(焼肉業)の30、40代の若手非専従理事6人らが参加した。@商工会上半期事業報告A「新世紀商工会創造運動」についてB愛媛商工会での今後の事業計画について――の3つが主な議題。

 冒頭であいさつした金理事長は、総聯中央委員会第19期第2回会議で示された民族性を固守し、教育文化事業と生活奉仕活動を積極的に繰り広げるために、商工連第27期第2回拡大理事会で提起された課題と全国理事長・経営経理部長会議で提起された「新世紀商工会創造運動」を積極的に繰り広げていかなければならない、などと述べた。

 「新世紀商工会創造運動」の取り組みとしては、まず、同胞商工人に実利(メリット)を与え、会員を拡大することが提起された。「同胞商工人の過半数」ということで、現在の94人から116人に増やす目標が立てられた。そのためにも、商工会専任たちの実務能力を高めることが重要であるとの認識で一致した。

 能力向上+信頼関係構築により、会員拡大をはかっていこうというものだ。

 また、「4万人同胞業者とのネットワーク」形成のため、▼若い商工人を主体とした業種別研究会、研修会の定期化▼商工連主催の全国規模のセミナー、業種別県内外企業(店舗)見学▼経理、税務学習会▼パソコン教室(同胞生活相談センターとのタイアップ)▼各種許可申請、労働保険事務組合(事業主も含む)の設立▼公共団体のセミナーなどへの参加――などが案として出された。

 当面、2代目の若手商工人を中心に、焼肉協議会、パチンコ協議会を中心に講演会を組織することなどが決まった。

 金理事長は、若い世代の遊技業者、焼肉業者を中心にコリアンコミュニティー形式で講演会を組織する点や運動を全同胞挙げて繰り広げる問題で、若手理事らがユニークで斬新な発想をどんどん出してほしいと語った。【愛媛商工会】

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