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「思い込み払拭」「今後も続けて」
大阪 公開授業に1000人 6月8日に大阪で始まった朝鮮学校の一般公開授業(主催=同実行委員会)が30日まで府下すべての学校で行われ、泉大津市長、生野区長、府・市議会議員、日本学校教員をはじめ地域の市民ら1000余人が訪れた。各学校では朝鮮学校を身近に感じてもらおうと芸術公演や保護者との懇談会も企画した。 大阪朝高(8日)を訪れた公立中学校教員が「すべての生徒が外部者を受け入れる姿勢がすばらしく思えた。思い込みを打ち消すことができた」と感想を述べていたように公開授業は好評で、今後も続けてほしいとの反響が多かった。今年、大阪朝高創立50周年を迎える大阪では現在、民族教育権拡充20万人署名運動が行われている。 総聯・民団の共同要請実る 福岡・久留米市 無年金高齢者特別給付金 総聯筑后支部(李周成委員長)、民団久留米支団(楊鐘徳支団長)の両団体による共同要請運動が実を結び、久留米市が無年金の同胞高齢者、障害者に対する特別給付金の交付を決めた。6月20日の市議会で、満場一致で議決された。 8年前から運動を続けてきた総聯支部では、6.15共同宣言以降交流を重ねてきた民団支団と共同で要請運動を開始。川地東洋男・久留米市議会議員の協力を得ながら、同議会に初めて共同で要請書を提出した。 「協力してくれた地元の同胞、日本市民に感謝したい。これを契機に、これからも花見や敬老の集いなどさまざまな共同行事を催し、信頼関係を築いていきたい」と両団体の関係者は語っている。なお給付金の交付は来年4月から。【総聯筑后支部】 6.15宣言の実現を 7.4声明発表30周年統一連帯が記念式 7.4共同声明発表30周年に際し、統一連帯は4日、ソウル市内で記念式を開いた。 オ・ジョンリョル全国連合常任議長が開会演説し、「7.4共同声明の祖国統一3大原則こそ、民族の平和と安寧、和解、統一のための唯一の方途」だと指摘。「数日前に起きた西海交戦で北と米国の対話がふたたび延期され、一部の守旧反動勢力が対北強硬対応の声を高めていることに憂慮を表明」しながら、「7.4共同声明の精神を受け継いだ6.15共同宣言実現によって、わが民族の運命を開拓していこう」と訴えた。 記念式では、北側民和協と汎民連北側本部名義の書簡を、リ・ジョンリン汎民連南側本部議長が朗読。書簡は、「7.4共同声明の根本原則と6.15共同宣言の根本精神を確固と守り、徹底的に実現していくところに、祖国統一も民族の繁栄もある」などと強調した。 また、この日の記念式には、南北民間共同行事のために結成された「2002民族共同行事推進本部」に統一連帯とともに参加している民和協と7大宗団からも代表が参加。キム・チョル天道教教領は、「ブッシュは年初、今年を『戦争の年』に宣布したが、平和は必ず来る。平和は南北が互いの長所を発展させ、理想国家を作るときに可能」と主張した。 民和協のソン・ジャンレ常任議長も、統一連帯が7.4共同声明と6.15共同宣言の精神を受け継ぎ、その実現の先頭に立っていると強調した。 記念式では、「7.4共同声明発表30周年を迎えて南北、海外に送るアピール」を韓相烈・統一連帯常任代表が朗読した。 これに先立ち、6月14〜15日に金剛山で開かれた6.15民族統一大祝典のビデオが上映された。 金正日総書記 ロシア・民俗舞踊団と会見、カストロ議長に連帯電 金正日総書記は6月28日、ロシア・モイセーエフ国立アカデミー民俗舞踊団のシェルバコフ団長ら同舞踊団の指揮メンバー、主要俳優と会見した。朝鮮人民軍の趙明禄総政治局長、金鎰武l民武力部長、朝鮮労働党の崔泰福、鄭夏哲両書記、池在竜国際部副部長、カルロフ駐朝ロシア大使らが同席した。 総書記は席上、舞踊団の訪朝を熱烈に歓迎し、素晴らしい公演を行ったことに謝意を表し温かく友好的な談話を交わした。これに対しシェルバコフ団長は、自分たちをふたたび招請し多忙ななか公演を鑑賞してくれたことに深い感謝のあいさつを伝えた。総書記これに先立ち同日、万寿台芸術劇場で同舞踊団の公演を鑑賞した。 なお同舞踊団は1日、11日間の日程を終え帰国した。 一方、総書記は30日、最高人民会議常任委員会の金永南委員長とともに、人民権力全国会議緊急会議で国家の自主的かつ社会主義的な性格を強固にする法律的条項を修正、補充することに対する決定が全会一致で採択されたことに対し、キューバのカストロ国家評議会議長に連帯電を送った。(朝鮮通信) 洪成南総理、カリコム首脳会議に祝電 洪成南総理は1日、ガイアナのジョージタウンで行われた第23回カリコム(カリブ共同体・共同市場)政府首脳会議に祝電を送り、「6.15北南共同宣言をあくまで固守し、履行するための朝鮮政府の原則的立場を反映した文書を同封して送りつつ、正義と平和を重んじるカリコム加盟国が国の自主的平和統一を達成するためのわれわれの立場に支持と連帯を表してくれるものとの期待」を表明した。(朝鮮通信) 「カナダの日」集会 「カナダの日」の記念集会が1日、平壌で行われ、対外文化連絡委員会の洪善玉副委員長ら関係者と市内の勤労者が参加。また、カナダ朝鮮協会代表団(団長=ワインガートナー書記長)メンバーが招かれた。 集会に先立ち参加者らは、会場に展示されたカナダの図書を見て回った。 平壌国際レスリング招待競技大会 平壌国際レスリング招待競技大会が6月27日から1日まで行われ、モンゴル、中国、朝鮮(1、2組)の選手団が参加。フリースタイルのジュニアと一般の部で行われた大会で朝鮮は金14、銀15、銅15のメダルを、またモンゴルが金2、銅1、中国が銀1のメダルをそれぞれ獲得した。(朝鮮通信) 朝鮮各地の勤労者が「アリラン」鑑賞 今月中旬まで延期された大マスゲーム・芸術公演「アリラン」鑑賞のために、朝鮮各地から勤労者が平壌を訪れている。 金正日総書記の措置によって、地方からの観客のために「アリラン列車」が編成され6月25日、咸鏡南道の労働革新者1000余人を乗せた1番列車が平壌駅に到着した。その後、咸鏡北道、慈江道からの列車も到着した。(朝鮮通信) 全民族が反米反戦闘争に 7.4声明発表30周年平壌市報告会、祖平統声明発表 1972年7月4日の北南共同声明発表30周年記念平壌市報告会が4日、スク島革命史跡地の統一戦線塔前で開かれた。 記念報告をした最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長は、外部勢力の干渉を受けることなく自主的かつ平和的方法で、民族大団結の原則にもとづいて統一問題を解決していくことを明らかにした声明は、内外の反統一勢力に打撃を与え統一の明るい展望展望を開いた画期的な出来事だったと指摘した。 そして、声明の発表にいたる金日成主席の指導、金正日総書記が祖国統一3大憲章を定式化し6.15共同宣言をもたらした功績に言及。年初から朝鮮半島情勢を戦争瀬戸際に追いこんでいる米国、西海上での武力衝突事件に見られる南朝鮮当局の対決、反目をあおる行動に釘をさしながら、すべての朝鮮民族に国の平和のための反米・反戦闘争に立ち上がるよう訴えた。 祖国平和統一委員会も3日、声明を発表し、北南関係を対決と戦争ではなく対話と協力の関係に発展させ、祖国統一3大原則を堅持し朝鮮民族同士で自主統一の前途を切り開くべきだと強調した。(朝鮮通信) |