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鳥取で6回、7700人観覧

金剛山歌劇団今年度公演スタート

 金剛山歌劇団の今年度公演がスタートした。17、18、19日にかけて鳥取県米子市と倉吉市で6回の公演が行われ、合計7700人の同胞、日本市民が観覧した。

 金剛山歌劇団は今年、民族舞踊「パラの舞」、民族楽器と打楽器を融合した重奏「チャンゴとドラム」、植民地時代に朝鮮の舞姫として名を馳せた崔承喜の舞踊作品「荒波を越えて」、女性独唱「リムジンガン」など12のプログラムを上演する(地方によって変更あり)。在日同胞の生活と情緒を意識した演目だという。

 米子で公演が行われるのは5年ぶり。17日、米子コンベンションセンターで行われた公演には、李有史・米子公演実行委員会委員長、平井伸二・鳥取県副知事、森田隆朝・米子市長ら2000人の日本市民が訪れ、観覧した。公演に先立ちあいさつした平井副知事は「金剛山歌劇団は6000回近い公演を通じて人と人、文化と文化をつなぐ重要な役割を担って来た」と活動を高く評価した。

 18、19日の倉吉公演には市内8つの全高等学校生徒ら5700人が詰めかけた。一方、同歌劇団の李庄俊団長らは公演に先立ち黒見哲夫・境港市長、森田米子市長らを表敬訪問した。

朝鮮学校の処遇改善へ

大阪で20万人署名スタート

 民族教育権の拡充を求める20万人署名運動がスタートした大阪で19日、JR天王寺、鶴橋など府内17カ所の駅頭で街頭署名が行われた。

 在日朝鮮人民族教育大阪府対策委員会(委員長=金憲信・総聯大阪府本部副委員長)が進める署名運動は、朝鮮学校、中華学校などの外国人学校を正式な学校として認め、私立学校並みの助成と資格を与えること、民族学級の制度的保障を求めている。

 提出先は文部科学大臣、大阪府知事、大阪市長で9月末まで行われる。

 街頭に立った同胞保護者、朝鮮学校の生徒らは、子どもの権利委員会をはじめとする国連の4つの委員会や日本弁護士連合会が日本政府に対し、朝鮮学校に対する差別是正を勧告したことや助成、資格など日本政府の差別政策によって不利益を被っている朝鮮学校の現状を広く訴えた。

 JR天王寺駅で署名を集めていた大阪朝鮮高級学校保護者の南玉江さん(44)は、「息子が高級部3年になり、大学入学資格などウリハッキョに対する差別をますます実感するようになった。同胞同士が力を合わせ、日本の人たちの支持を得なければならない」と決意を新たにしていた。

金永南委員長、南ア新任大使と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長に、クベカ駐朝南アフリカ新任大使が19日、万寿台議事堂で信任状を提出した。弓錫雄外務次官が参加した。

 金委員長は信任状を受理した後、大使と談話を交わした。

 また白南淳外相は同日、表敬訪問したシハポム駐朝ラオス新任大使と会見した。白外相は20日にも表敬訪問したクベカ南アフリカ大使と会見した。(朝鮮通信)

「アリラン」公演、7月中旬まで延長

 22日発の朝鮮中央通信によると、平壌のメーデースタジアムで連日、大盛況を博している大マスゲーム・芸術公演「アリラン」が今月29日までの予定を延長し、7月中旬まで継続されることになった。

 これまで約200万人が鑑賞し、日を追うごとに希望者が増えているが、その切実な希望をくみ金正日総書記は、追加公演の措置を取った。

 この間、地方から首都を訪れる観客の便宜を図るため、「アリラン列車」が運行されるとともに、平壌の各所を参観できるよう市内の宿泊施設や輸送面も強化される。
(朝鮮通信)

ロシア国立民族舞踊団、招待公演

国防委員会が宴会

 21日に訪朝したロシア・モイセーエフ国立アカデミー民俗舞踊団の招待公演が22日、平壌の4.25文化会館で行われた。

 4月の春親善芸術祭典公演を通じて、平壌市民に深い印象を与えた同舞踊団はロシア人民の暮らし振りや民族的情緒を表現した多彩な作品を舞台に上げ、舞踊「パルチザンたち」、アルゼンチン舞踊「ガウチョ」、ウクライナ民謡「コバック」などは観客から大きな拍手を浴びた。

 国防委員会は21日、同舞踊団のために万寿台芸術劇場で宴会を催し、シェルバコワ支配人を団長とする同メンバー、カルロフ駐朝大使らが招かれた。朝鮮労働党の鄭夏哲書記ら関係者が参加した。宴会で演説したシェルバコワ団長は、金正日総書記が舞踊団を招請したことと、国防委員会が立派な宴会を開いてくれたことに謝意を表した。
(朝鮮通信)

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