初心者のための「エルファネット」体験

最新映像をリアルタイムで


 「情報化社会」の21世紀。とくにこれからは動画配信事業の一環として、インターネットによるテレビ放送局がその主な役割を果たす、と指摘されている。総聯映画製作所(東京)では、こうした動きに歩調を合わせ、その実現のために動画配信サイト「エルファネット」を開設した。そこで初心者に、「エルファネット」を見るためにはどうしたらいいのかを紹介する。

ブロードバンドに加入

注目の同サイト。7月末にはリニューアルされる予定だ

 会社や自宅にパソコンはあるものの、部下や息子、娘に「これどうするの?」「やってみて」とすぐに人任せにし、使い方がよくわからない人(中高老年?)も少なくないのでは。そのためまず、「エルファネット」を見るための環境がどうなっているのかを簡単に説明する。

 インターネットを通して快適に動画を見るアイテムの1つが、「ブロードバンド」だ。高速大容量、定額制の常時接続が可能な回線のことで、映像や音楽など容量の大きいデータを快適に送受信できるのが特徴だ。

 動画専門サイトである「エルファネット」は、従来のナローバンド(低速、従量制のアナログモデム通信やISDN回線を指す)でも見ることができるが、速度が遅く、料金もかさむため、ADSLなどのブロードバンドに加入することをおすすめする。

 ブロードバンドに加入すれば、@スピードの速さA常時接続B料金月額定制(使いたい放題)のメリットがあり、利用者の主流はこちらの方へと変わってきている。インターネットにかかる料金は3000円前後。各社のキャンペーン期間中に入会すればさらにお得だ。

動画を楽しむ

(写真1)

(写真2)

 それでは、「エルファネット」の動画を楽しんでみよう。手順は簡単。まずはアドレスバーからのアクセス方法から始めよう。

 「インターネットブラウザソフト(エクスプローラーまたはネットエスケープ)」を開き、アドレスバーに「http://www.elufa.net/」と半角英数で入力する(写真1)。そしてエンターキーを押すと、「チャル オショッスムニダ」(ようこそいらっしゃいました)と、同ホームページのマスコット、エルギとコブギ(2匹の亀)が迎えてくれる。正確なアドレスがわからない場合は、「YAHOO」などサーチエンジンの検索バーに「エルファネット」と入力(写真2)し、検索ボタンをクリックして開くこともできる。

 「エルファネット」トップページの画面上には、「朝鮮民主主義人民共和国情報」「エルファの部屋」などの各項目がある。

 そのなかの1つ、「取材ノート」では、全国各地の同胞から送られてきたビデオクリップや同所が撮影したイベント、行事などの動画が紹介されている。ずらりと並んだ各画像部分をクリックすれば、映像が再生される。一時停止や音声の調節も可能だ。

ビデオクリップも募集

(写真3)

 また、作品への感想や要望、問い合わせをするにはトップページの「メール」をクリック。文章を入力し、送信ボタンをクリックする(写真3)だけで、伝えたい内容が即時に同所あてに届く。

 ホームページ上では、全国各地の同胞からの映像も募集している。同胞社会の各種イベントを収めた映像はもちろんのこと、「子ども、孫自慢」をはじめとする家族紹介、遠く離れた恩師や友人、家族に送る「ビデオレター」などその募集範囲は幅広い。

 「エルファネット」を利用すれば、同胞社会の新たなネットワークを構築することができる。

 そのほか、ブロードバンドでは、音楽配信やライブ映像、ショッピングなども楽しめる。いずれはどこの同胞家庭でも、インターネットを通した朝鮮や総聯の放送プログラムをリアルタイムで楽しむ時代が来るだろう。

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