同胞経済研究、商工連より第5号発行
トップは4月に調査を実施した「同胞企業定期景況観測」の結果である。この調査も今年で2年目に入り、1年目と比較しての分析が可能になった。今回は業種別にも資料がまとめられている。
朝鮮大学校政治経済学部の呉民学、金哲秀の両講師が執筆する「統計に見る在日朝鮮商工人数に関する研究」は、題名が示すとおり、商工人の概念、在日朝鮮商工人の数を、学問的見地から考察し推計している。今回はその(上)。 興味深いレポートは兵庫県商工会・商工部による「建設業の動向と今後の展望」だ。同胞が多く経営する業種にスポットを当て、業界動向と展望を検証するシリーズの2回目。「同胞企業定期景況観測」でも全般的に悪化傾向に歯止めがかからない業種である土木・建設業について見ている。 同業種に携わる同胞の割合がとくに高いことから、兵庫県商工会が現状と展望について分析した。 朝大経営学部講師の金美徳氏による「日本のベンチャー企業と在日コリアン企業の比較研究」は今号が最終回。 ※問い合わせ先=在日本朝鮮人商工連合会(TEL 03・3844・4111、FAX 03・3844・3430、http://www.korea-fci.com) |