李昇昊のツボ教室(2)

やせるツボ


 健康的な体つきをしているにもかかわらず、スタイルが悪いからとか、服が入らないとか、いろいろとご不満はおありかと思います。しかし、肥ると、ニキビ、吹き出物、便秘、生理不順などの不快な症状が出てくることがあります。食事療法や、運動療法とともに自分の症状にあったツボ療法を試してみましょう。肥満の解消とともに不快な症状も改善してきます。やれダイエットだと力んで、食べるものも食べず、薬などに頼りすぎて、一生の宝物である健康までも損なわないようにしてください。

 「代表ツボ」

 ▽大横(だいおう)

 1、両手の親指で、大横を5分間指圧する。
 2、爪楊枝を10本束ねて、とがった方で各30回たたく。
 3、そこへ唐辛子の種を2〜3粒絆創膏などで固定しておく。

 「症状別のツボ」

 ●汗かき、口が渇く、赤ら顔、便秘がち

 ▽合谷(ごうこく)

 1、爪楊枝を5本束ねて、頭の方で合谷を3秒押して1秒休む間隔で3分間刺激する。とても響く。
 2、そこへ簡単灸(せんねん灸など)を毎日3つ。

 ●体が重く、むくみ、ベトベト便

 ▽豊隆(ほうりゅう)

 1、爪楊枝を10本束ねてとがった方で30回たたく。
 2、簡単灸を毎日3つ。

 ●体がだるく、元気がない、食が細い

 ▽足三里(あしさんり)

 1、足三里をやや強めに3分間指圧する。とても響いて気持ちよい。
 2、そこへ簡単灸を毎日3つ。
 3、お灸の後に唐辛子の種を2〜3粒、絆創膏などで固定しておく。

 「ポイント」

 ・ツボ療法を行っていますと、お腹がゴロゴロと鳴って便をもよおしてくることがあります。これは効果が出ている証拠です。
 ・食欲がさらにおう盛になっても、腹8分目を心がけましょう。
 ・唐辛子の種がなければ、米粒や豆粒で代用してもかまいません。

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