練習は毎月第２、４金曜日の１１時半頃から１４時までで、栃木在住の李恵順先生（47）が指導をしてくれています。練習が終わった後は皆が持ち寄ったパンチャン（おかず）でお昼ごはん。長引く不況や子育てでそれぞれがさまざまな問題を抱えているものの、皆で他愛もない話をして、腹を抱えて笑うと辛いこともふっとびます。２０、３０代の女性が年配のオモニたちにチョソンパンチャン（朝鮮のおかず）の作り方を教えてもらったり、悩みを聞いてもらったりとサークルを通じたこのようなつながりが１番大事だと思っています。

　同胞の集まりや各種コンクールにも積極的に参加しています。また、朝鮮、日本の歌を問わず幅広いレパートリーを目指しており、朝鮮の流行歌も練習の教本にしています。

　最近は、日本の人々に朝鮮の歌の紹介もしています。県下には「日朝友好女性のつどい」が各地域にありますが、その集まりで朝鮮の歌を紹介したところ大好評でした。１番最初にトライした曲は朝鮮学校に子どもたちを送るオモニの気持ちを歌った「ノフィドゥレ　カバンアネ（お前たちの鞄の中に）」。

　日本語に詞を訳し、朗読。歌に込められた想いを紹介し歌の練習をしました。胸を打たれ、涙を流す女性もおり、心と心をつなぐ歌の力を実感しました。

　今後も発表の場をどんどん広げようと思っています。

　連絡先＝女性同盟群馬県本部　ＴＥＬ　027・253・3541