連邦制統一否定する李会昌の除去を


 報道によると、南朝鮮・ハンナラ党の大統領候補として出馬した李会昌が5月22日、「大統領選挙候補討論会」で歴史的な6.15北南共同宣言の中核条項である第2項を廃止すべきであると主張したという。これは祖国統一の里程標である6.15共同宣言の基本思想と精神を抹殺して白紙に戻そうとする、反統一的かつ反民族的な犯罪的企図の発露である。

 周知のように、共同宣言の第2項は、朝鮮民族の悲願である祖国統一問題をもっとも早く公正に解決できる目標と実現方途を示している。

 同宣言には、北側の低い段階の連邦制案と南側の連合制案が互いに共通性を持つと認め、今後、この方向で統一を志向するという内容が反映されている。

 こうした内容は、北と南が分裂以来、初めて共同の統一方途を確定したものであって、祖国統一問題の解決において大きな歴史的意義を有する。

 朝鮮民族が国の統一問題をもっともスムーズに、平和的に解決できる道は連邦制方式しかない。

 にもかかわらず李会昌は、民族の念願と時代の流れに逆行して公然とこれを否定することによって、民族の敵、統一の敵としての正体を余すところなくさらけ出した。

 もともと李会昌は、共同宣言の発表当初から「北の主張を一方的に受容した」だの、「えるものがない」だの、「結実があるなら手のひらで味噌を煮てみせる」だのと、罵詈雑言の限りを尽くしながら共同宣言に反対した。

 こうした延長線で彼が今回、またもや共同宣言を否定する不純な発言を行ったが、これは李会昌こそ、北南関係改善と統一への意志がまったくない反民族、反統一分子であることをはっきり実証している。

 北南間の和解と団結ではなく、分裂と対決のみを追求する李会昌のような者が権力の座につけば、同族間に戦争しかありえないというのは自明の理である。

 国と民族、統一に百害あって一利なしのガン的存在として、もはやその政治的寿命が尽きた李会昌は、速やかに政界から除去されるべきである。(朝鮮通信)

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