4月のパーティーから
岡山 日本のエーゲ海牛窓で
各地の同胞結婚相談所が主催する出逢いのパーティー。4月の目玉は岡山で開催された「瀬戸の花嫁ツアー」だ。日本のエーゲ海とも言われる牛窓で、1泊2日の日程で行われた。 参加者は男性15人、女性14人の計29人。男性は全員が地元出身者だが、女性は岡山だけでなく、広島、兵庫、香川、愛媛、そして福岡からも訪れた。 この日、女性は全員JR岡山駅に集合し、相談所スタッフの出迎えを受けてバスで現地に向かった。男性は現地集合だったが、その理由は後で判明する。 夕方5時30分に女性陣が到着すると、男性陣は列をなして歓迎。女性たちは驚きながらも感動していた。 ディナータイムはまず自己PRから。その後、海辺に出て花火を楽しんだが、男性にとっては意中の女性にアプローチする絶好のチャンス。そして屋内に入ってのフリータイムとなった。 こうした企画・演出をはじめ、この日の準備は青商会が責任をもって行ってきた。パーティーへの誘いももちろん彼らが率先して受け持った。自分より多少上の同世代の先輩から誘われる方が気楽とあって、参加状況も上々だった。また、総聯支部、商工会、朝銀、青商会代表らで協議会を設けるなど、本部挙げてこの事業に取り組んだことが、よい結果を生んだ。 この日、カップル賞に選ばれた1組に牛窓ホテル食事券がプレゼントされた。パーティー後の自由行動では、男性の車でデートに行くカップルも。現在、4組が交際中という。 岐阜 単独で初めて開催 岐阜同胞結婚相談所主催の出逢いのパーティーは21日、駅前にあるグランパレホテル岐阜で行われた。 これまで岐阜単独で開いても参加者が集まるだろうかなどと不安も少なくなかったが、当日は男性21人、女性21人の計42人が集まる盛況ぶり。カップルも9組誕生した。 成功の要因としては、総聯県本部が中心となって宣伝に務めたことが挙げられる。各支部では独自にチラシを配布したり、花見の席で知らせるなどした。商工会では税金申告に訪れた同胞らにチラシを配り、朝青や女性同盟では情報誌に紹介した。一方、チョンシル・ホンシル会員には本人だけでなく、両親にも連絡しパーティーへの参加を再三促した。 参加者からは、「在日が1つの場所に集まって話すのが楽しかった」「相手は見つけられなかったけど、友達を見つけられた」「いつも日本人の中にいる私に励みとなった」「話したい人がたくさんいて時間が足りなかった」「機会があればまた参加したい」などの感想が寄せられた。 29日には名古屋ヒルトンホテルで、昨年に続き2度目となる再婚者のためのパーティーが開かれた。参加人数は男性6人、女性6人の計12人。人数が少ない分、互いに十分に話し合えたようで、なんと4組のカップルが誕生した。(資料は同胞結婚相談中央センター提供) |