朝・日赤十字会談報道(全文)
2002年4月29〜30日、北京
朝・日赤十字団体間の会談開催と関連し、発表された共同報道全文は以下の通り。(朝鮮通信)
◇ ◇ 朝鮮民主主義人民共和国赤十字会と日本赤十字社は、2002年4月29日から30日まで北京で会談を行った。 会談には、朝鮮側から李浩林部長を団長とする朝鮮民主主義人民共和国赤十字会代表団と東浦洋部長を団長とする日本赤十字社代表団が参加した。 また、会談には両国の政府関係者が参加した。 会談は、真しかつ協力的な雰囲気のなかで行われた。 双方は会談で、行方不明者消息調査事業と在朝日本人女性たちの故郷訪問問題を含む一連の人道主義問題を協議し、次のように確認した。 1、日本側は、朝鮮側から依頼された1945年以前の朝鮮人行方不明者に対する消息調査と関連して今まで行ってきた調査結果を朝鮮側に報告し、今後も引き続き当該政府機関と協力して深みある調査を行い、その結果を朝鮮側に迅速に通報するようにした。 2、朝鮮側は、日本側から依頼を受けた行方不明者たちに対する消息調査を中央と地方の各級赤十字組織および当該機関と協力して詳細に行い、今後、それを深めていくための方途を模索し、調査結果を日本側に迅速に通報し、必要な措置を取ることにした。 3、双方は、第4回在朝日本人女性たちの故郷訪問を、今年夏頃に実現することにした。 これと関連し、朝鮮側は日本に住む親せきたちの希望を考慮することにした。 4、双方は、次回の会談を6月頃に行うようにし、具体的な会談日時については今後、確定するようにした。 また双方は、必要に応じて両赤十字団体間で実務協議を行うことにした。 2002年4月30日 |