盛大に行われた4月の春親善芸術祭


 今年で20回目を数える4月の春親善芸術祭が14日に開催され25日に閉幕した。
金日成主席の誕生90周年を記念して行われた今回の芸術祭には、60余の国から100近い海外同胞や外国人団体らが参加した。

タジキスタン芸術団の舞踊

在日朝鮮人芸術団による合唱

 4月の春親善芸術祭は、自主、平和、親善の理念に沿って世界の文化人・アーティストたちの親善と団結、連帯を強めるという目的のもと80年代はじめから行われてきた。世界各国のアーティストたちがそれぞれの民族の芸術を披露すると共に、経済建設に取り組む朝鮮の人々を激励しながら、金日成主席の誕生日である太陽節を祝ってきた。

 今年も各国の芸術団らは自国の歌と踊り、金日成主席を偲び賞賛する演目を数多く披露した。過去最高の規模となった今回の芸術祭には、とりわけ中国やロシアから200名を超えるアーティストも参加し、「中朝両国の伝統的な親善協調関係をさらに発展させるため今後も努力する」(中国政府文化代表団の孫団長)、「ロシアと朝鮮両国民の親善関係が永遠に続くことを願う」(ロシア政府文化代表団のラハーエフ団長)と、それぞれ友好な関係にある両国間関係を誇示した。

 今回の芸術祭では4月になって発表された「われらはひとつ」という歌がしきりに歌われている。この歌は朝鮮民族が1つだということを強調しながら、統一を成し遂げようという民族の意志を込めたもので、「アリラン」公演の第4章・統一アリランの主題曲でもある。

 在日朝鮮人芸術団をはじめ、海外同胞団体も観客の拍手喝采の中、連日この歌を熱唱した。また南の金蓮子さんも舞台に上がり、キプロス音楽団が朝鮮はひとつという内容を込め作詞作曲した歌を披露するなど、4月の春親善芸術祭は朝鮮の平和と統一を願う熱い思いを世界にアピールする舞台となった。【平壌発=姜イルク記者】

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