大マスゲーム・芸術公演「アリラン」の上演迫る
朝鮮民族の波乱の歴史4章11景で描く
本紙でも、たびたび紹介してきた大マスゲーム・芸術公演「アリラン」。4月29日に平壌・メーデースタジアムで初演の幕を上げ、6月末まで各国から訪れる観光客、海外同胞たちに公開される。すでに朝鮮国内では金日成主席の誕生90周年に際して14日、平壌を訪れた外国客、海外同胞たちを前に上演され大好評を博した。 「アリラン」とは、広く知られているように19世紀末に創作された朝鮮半島を代表する民謡である。 各地の風土に合わせて、「本調アリラン」「密陽アリラン」「永川アリラン」などがあり、民族の喜びと悲しみ、希望などが歌われてきた。現在、朝鮮では「強盛復興アリラン」「統一アリラン」なども作られている。 今回の大マスゲーム・芸術公演「アリラン」では、朝鮮民族の歩んできた波乱万丈の過去に始まり、一昨年の6.15北南共同宣言の発表によって現実問題として提起されてきた祖国統一という、21世紀の新しい歴史の舞台が登場するまでの流れを表現する。 作品は序幕と終幕、そして4章11景で構成され1場面に約1500人、また公演の演目に合わせて変化するバックスタンドの背景台には1万8000余人が出演する。人文字は朝鮮語のほか日本語と英語でも表記される。 ◇ ◇ 3月中旬に現地でリハーサルを観覧した各国の関係者は、次のような感想を述べている。 「すべてのシーンが美しい。巨大なバックグラウンドを人々であれほど美しく飾るということが信じられない」(ダイゼル・ベイギ米APテレビニュース・ロンドン支局番組制作局長) 「マスゲームは何回か見たが、アリランのような公演は生まれて初めてだ。英国、フランスなどの人々にもぜひ鑑賞するよう呼び掛けたい」(グレグ・オコノ・オーストラリア観光考察団団長) 「アリランは非常に特色があって、ユニークな公演になる」(イリナ・ソスノブカヤ・ロシア・シャムバラ旅行社社長) 「マスゲームと舞踊、音楽など作品のすべての構成要素がかみあっており、出演者が高い芸術的才能と技術を発揮している」(中国・丹東市旅遊管理局局長) 「規模の大きさに驚いた。こんな作品は生まれて初めて見た」(脇田哲志・NHKテレビ中国総局長) 「私は多くの国を訪問し数多くの公演も見たが、このように規模が大きく水準が高い公演は今回、初めて見た」(リム・ナンシ・シンガポール観光考察団団長) ※「アリラン」公演期間中、総聯の各本部、支部などでは幅広い同胞(民団傘下の同胞、組織に属さない同胞、日本国籍所有者も含む)の参観希望者を募集しています。参観希望の同胞は各地の総聯本部、支部に問い合わせて下さい。 |