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総聯・民団の共同要請実る

山口 県下7市3町が給付金新設 千葉・市原市も

 6.15共同宣言発表以降の一昨年12月から民団と共同で要請運動を行ってきた山口・周陽同胞生活相談綜合センターと、それに続いた総聯山口・山口支部の成果が実り、4月から周陽支部管下の4市2町、山口支部管下の2市1町が無年金の同胞高齢者、障害者に福祉給付金を支給することになった。またこの流れを受け、94年から無年金障害者にのみ福祉金を実施していた下関市は無年金高齢者に対する給付金制度を新設した。このたび福祉金支給を決めたのは、周陽支部管下の徳山市、下松市、新南陽市、光市、鹿野町、熊毛町、山口支部管下の山口市、防府市、小郡町、下関支部管下の下関市。日本政府の差別政策により無年金状態に置かれている外国人高齢者に月額1万円、障害者に月額2万円をそれぞれ支給する。

 3月27日には運動に携わった総聯、民団の両団体関係者ら20人が徳山市内で報告交流会を行った。

 また、総聯千葉・千葉支部の1年にわたる要請運動が実り、市原市が4月から無年金状態に置かれている外国人高齢者に月額5000円、同障害者に月額1万円の福祉金制度を支給。市原市によると対象となる同胞は16人。総聯千葉支部では今後も、すでに福祉金制度を設けている千葉市と市原市に福祉金の増額を求めていくという。

4月の春親善芸術祭典に参加

南の歌手 金蓮子さんが平壌入り

 【平壌発朝鮮中央通信=朝鮮通信】第20回4月の春親善芸術祭典に参加するために、日本で活動している南朝鮮歌手の金蓮子さん一行が4日、平壌に到着した。空港で祭典組織委員会の張徹委員長らが出迎えた。

 また張徹委員長は5日、人民文化宮殿で金蓮子さんと会見し、同胞愛あふれる雰囲気のなかで談話を交わした。

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 金蓮子さんは昨年に続き2度目の参加。金正日総書記とも会見した。日本を出発するのに先立ち、金蓮子さんは本紙編集部の求めに応じて、平壌再訪問の心境について別項のメッセージを寄せてくれた。

KEDOとの協議再開

朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは3日、最近、ニューヨークで行われた朝米接触と関連して朝鮮中央通信社記者の質問に答え、つぎのように指摘した。

 3月13日と20日、ニューヨークで国連駐在朝鮮代表と米国務省の朝鮮半島和平交渉担当特使との接触が行われ、ホワイトハウスアジア担当局長も参加。現在の朝米関係で提起されている一連の問題が論議された。

 米国側は接触で、中断された朝米対話再開と関連した現行政府の立場を伝えた。さらに、軽水炉提供の意志を確認しつつ、中断された朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)との協議を再開するようわが方に要請した。

 わが方は、米国側の立場を慎重に検討し、相手側の要請を考慮して、KEDOとの協議を再開することにした。ニューヨーク接触でわれわれは、根拠のない中傷が再発してはならず、もし再発する場合、米国側の立場を虚偽、欺まんと見なすとの立場を明らかにした。(朝鮮通信)

黄海南道の土地整理完工

春季国土建設事業推進

 2日発朝鮮中央通信によると、黄海南道の10万ヘクタールあまりの土地整理が1年半で完工した。この工事により、同道のすべての田畑が800〜1500坪の機械化規格の田畑に整理された。その結果、73万8000あまりの田畑の区切りが半減し、ほぼ5万キロの畦(あぜ)が3分の1に、1万余キロの水路が1000余キロに縮まった。また、多くの畑が田になり、畦と水たまり、空地が整理されてほぼ2000ヘクタールの新しい耕地を得た。

 一方、朝鮮で春季国土建設事業が進められている。国土環境保護省が集計した資料によると、この20日余りで全国的に1億9160万本の植樹、330余キロの道路建設と技術改造、740余キロの河川整理と堤防補修、100ヘクタールの養魚場建設が行われた。(朝鮮通信)

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