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留学同中四国本部が結成

全国で10番目、9県400人が対象

 全国で10番目となる留学同中四国地方本部が3月24日に結成された。岡山、広島、山口、鳥取、島根の中国地方の5県と、四国の4県を合わせた9県が活動区域で、対象学生は約400人。

 同日、総聯岡山県本部で行われた結成大会には、朴吉薫総聯県本部委員長ら朝青、科協、商工会など岡山県下の総聯活動家、朴栄致中央委員長ら留学同関係者が参加した。

 結成準備委員会の報告を行った香川・四国学院大学4年生(2001年度)の林忠彦さんは、同校にコリア文化研究サークル「チャランポラム」を設け、交流を深めるなど本部結成のために繰り広げてきた活動内容について触れながら、岡山、四国(香川)、広島にそれぞれ支部を作り、多くの学生たちを網羅できるようにしたいと抱負を語った。

 大会では専従副委員長に金泰植さん(朝大外国語学部卒業)が選出された。

日朝友好促進京都婦人会議

民族学校に対する考え、府知事選候補者に質問状

 4月7日の京都府知事選を前に、日朝友好促進京都婦人会議(末本雛子代表)は3月1日付で各立候補予定者に民族学校(朝鮮学校・韓国学園)に対する考えを質す公開質問状を送付。3月20日までに3候補から回答が寄せられた。

 主な質問内容は、@民族学校への教育助成増額に対する考えA国が教育費助成を行っていないことについての考えB民族学校卒業生について、国立大学が大検合格者以外の受験資格を認めていないことへの考え――というもの。

 これに対し、森川明氏(無所属)は、助成額の引き上げを検討すべきであり、日本学校とほぼ同等のカリキュラムで教育が行われている現状を踏まえ、国立大学においても受験資格を与える道を開くべきだとしている。

 山田啓二氏(無所属)は、「民族学校の建学の精神が軽んじられることのないよう、現行の法制度や補助金制度の枠組みの中で、できる限りの支援や助成額の充実に努めたい」との回答を寄せている。

 中川やすひろ氏(無所属)は、民族学校への助成や生徒の進学に関しては日本の学校教育法が大きな壁になっているとしながら、法律をよく精査したうえで、どのようにすれば「人道的」「歴史的」に支援できるか探りたいとの考えを表明した。(3日付に質問と回答の詳報)

金正日総書記参席、最高人民会議開催

 最高人民会議第10期第5回会議が3月27日、平壌の万寿台議事堂で開かれ、国防委員会委員長の金正日総書記、金永南最高人民会議常任委員会委員長、趙明禄朝鮮人民軍総政治局長、洪成南総理をはじめとする代議員総687人中624人が出席した。

 会議では、@内閣の2001年活動状況と2002年の課題A2001年国家予算執行の決算と2002年予算B国土計画法の採択の3つの議題が討議され、@について洪総理Aについて文一峰財政相が報告。2001年予算執行の決算承認、2002年国家予算、そして国土計画法がそれぞれ採択された。

 なお会議には、代議員の南時雨・朝鮮大学校名誉教授、金一順・在日本朝鮮民主女性同盟常任顧問も参加した。(朝鮮通信)

モンゴル党代表団訪朝で宴会開く

 朝鮮労働党中央委員会は3月26日、モンゴル人民革命党代表団の訪朝に際し宴会を開催。席上、金己男書記は同党が2000年の選挙で政権党になった事実に言及し両党、両国関係が発展し続けるものと確信すると表明した。(朝鮮通信)

ロシア大統領楽団、平壌市内で初演

 訪朝中のロシア大統領楽団の初演が3月25日、平壌の4.25文化会館で行われた。

 金鎰武l民武力部長(国防委員会副委員長・朝鮮人民軍次帥)、鄭夏哲朝鮮労働党書記、市内の芸能人と勤労者とともに、ストリキン・モスクワ・クレムリン衛じゅ司令官(同楽団団長・中将)、カルロフ駐朝大使と大使館員らが鑑賞した。

 朝鮮の愛国歌とロシア国歌の奏楽で始まった公演では、独唱と合唱「カリンカ」「グロリア」、そして管弦楽が披露された。

 なかでも昨年、訪ロした金正日総書記から高い評価を受けた女声独唱のルダコバさんは、朝鮮の歌「社会主義楽園である」を流ちょうな朝鮮語で歌い上げ、観客から大きな拍手を浴びた。(朝鮮通信)

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