東京、札幌でBSE国際シンポ

米、EUなどから専門家招き


 BSE(狂牛病)問題によってみぞうの経済的被害を受けている生産農家、肉牛加工流通産業、レンダリング産業、飼料産業などの肉牛・酪農産業。肉牛・酪農産業をどのように再建するのか、牛肉消費回復のために何ができるのか、どのように消費者の信頼を回復するのか――そうした問題を論議する国際緊急シンポジウム(主催=BSE国際シンポジウム実行委員会、協賛=JA全農など)が8日と10日、それぞれ東京と札幌で開催される。

 BSEの震源地英国、侵入を許してしまったEU(欧州連合)、万策を講じている米国からゲストスピーカーを招く。また、日本の専門家、生産者がパネラーとして参加する。

 ゲストスピーカー David Ropeik氏(米国 ハーバード大学リスク・コミュニケーション委員長、科学ジャーナリスト)、Radulf Oberthur氏(ドイツ EUレンダリング協会連合の技術委員、リスク分析を専門とする科学者)

 パネラー 小澤義博氏(国際獣疫事務局アジア太平洋地域事務局・顧問)、新山陽子氏(京都大学教授、フードシステム研究)、大野谷靖氏(東京都食肉事業協同組合・事務局長)、肉牛・酪農生産者および焼肉店経営者

 東京会場 津田ホール(JR中央線千駄ヶ谷駅徒歩1分、TEL  03・3402・1851)、4月8日(月)午前10時〜午後6時(9時30分より受付)

 札幌会場 共済ホール(JR札幌徒歩3分、TEL  011・251・7333)、4月10日(水)午前9時〜午後4時(8時30分より受付)

 参加申込みは4月1日で締め切り。当日会場での参加・支払いの場合、参加費は農業生産者および一般消費者は3000円(その他は8000円)。

 なお、第2弾は7月に開催される予定。

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