京都学生会公演

17日、右京ふれあい会館で

創作劇に歌と踊り
活動アピールしたい

17日の本番を前に練習に励むメンバー

 日校在学京都朝鮮人学生会メンバーが出演する「第24回みんなのためのコンサート〜チャリ(場所)」が17日、京都市右京ふれあい文化会館で開かれる。コンサートは学生会活動の1年間の総決算として、1978年から行われているもの。

 1部で創作劇「ウリ(私たち)の場所」、2部では歌と踊りのアンサンブルが上演される。劇には今回初めて京都朝高生が友情出演し、次世代を担う学生らが互いの力を一つに合わせ、民族心と朝鮮人としての誇りをアピールする。ストーリーは、青年学校(ウリマル教室)の授業で、愛国心を描いた伝記のビデオ「ソルチュッカ(雪竹花)」を見た主人公が、祖国と在日の歴史について知り、自分の「場所」の大切さを強く認識、歩むべき道を模索するというもの。

 またアンサンブルには、学生会メンバーのほかに、京都朝青員と土曜児童教室の生徒も出演する。

 金希和副会長は「悔いの残らない公演にしたい。チョソンサラムとしての誇り、やればできる自信、学生会の素晴らしさを、見にくるほかの日校生たちに伝えたい」と語っている。

 公演は17日、午後2時開演。右京ふれあい文化会館までは、市バスの場合、27号・75号系統「右京ふれあい文化会館前」、91号・93号系統「花園駅前」を、JRの場合、山陰本線「花園駅」を利用。問い合わせは同実行委(TEL 075・313・6231)まで。なお公演は、府下の日本学校でも開催される予定だ。

団結力見て

金勇樹・学生会会長

 日本の学校に通う同胞生徒たちに1人でも多く公演を見てもらい、何かを感じ取ってもらえたらと思う。また学生会のメンバーには、自分たちの活動に対する誇りと自信を持ってほしい。

 今回、初めて朝高生と共演するが、団結すればできないことはないし、同じチョソンサラムだから楽しくできるということも伝えたい。

 出演者全員の一致団結した力で、公演をぜひ成功させたい。多くの人が観覧してくれることを願う。(京都市立西京商業高校1年)

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