日本と朝鮮、アジアの平和を考える
いまなぜ有事立法か 女性の集い

北南朝鮮女性からのメッセージ


北からのメッセージ

許さぬ再侵略の企図

 日本政府が半世紀もの間、さまざまな口実のもとに軍国主義復活のための政策を強化して来たことは、すでに承知の事実。特に最近、「反テロ」を口実に「有事法制」を整備し、「自衛隊」の基本任務を防衛から「海外進出」という攻撃的な性格に転換させたことについて、世界の人々は多大な憂慮と危機感を示している。日本は朝鮮に対する過去の清算は問題にもせず、「ミサイルの脅威」をうんぬんしながらわが国を「テロ支援国」と決めつけている。このような現実は、過去の日本の大陸侵略戦争前夜を彷彿させる。

 私たちは朝・日両国の女性たちの志と念願、時代の要求に背を向け、歴史の流れに逆行し、一貫して朝鮮に対する敵視政策を追求している日本当局と右翼勢力の時代錯誤的な策動に注意を払わずにいられない。

南からのメッセージ

南、北、日 女性たちの連帯を

 戦争の世紀だった20世紀が終わり、21世紀は平和の世紀となることを願っていた。しかし、2001年9月11日以降アフガニスタンへの攻撃、ブッシュ大統領の「悪の枢軸」発言など、周辺では再び戦争の可能性を憂慮せざるを得ない事態となっている。

 日本の小泉政権の軍事大国化政策と、硬直した対北朝鮮政策は東北アジアの平和を脅かしている。

 長い間、韓国と朝鮮民主主義人民共和国、そして日本の女性たちが平和のために力を合わせてきたが、この集いを通じて、日本の女性たちが再び平和を守るため立ち上がってくれることを願っている。また、命を奪う戦争の危機が迫っている「韓」半島とアジアの平和を守るため、女性たちが今後も協力し、連帯していけるよう、実り多いつどいとなることを願ってやまない。

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