「慰安婦」800人分の名簿発見

南の独立記念館研究所


 南朝鮮の韓国独立記念館韓国独立史研究所は2月25日、800余人の日本軍性奴隷被害者(「慰安婦」)の名前などが記録された「上海韓国婦女共済会収容人員名簿」を初公開した。東亜日報が2月26日付で報じた。同紙は「性奴隷被害者の証言は多数集められているが、実証する資料が発見されたのは初めて」と報じている。

 日本の植民地時代、中国各地に連行された朝鮮人「慰安婦」を収容、救済、帰国させるために1945年11月に結成された「上海韓国婦女共済会」が作成したもので86ページからなる。収容人員の名簿、共済会結成の趣旨、生活規則などが記されていた。

 資料で発見された名簿は831人分。そのうち807人が元「慰安婦」と見られる。名前と年齢、出身地が記載されており、年齢は20代が71%、30代が14%、10代が10%だった。元「慰安婦」たちは46年4月まで収容され、その後大多数が帰国したと見られる。また、45年11月から46年4月までの6カ月間に同共済会に収容された人は延べ6万6536人だった。

 同研究所の李東彦主任研究員は「日本帝国主義の侵略蛮行を研究するうえで貴重な資料になるだろう」と話す。研究所では名簿記載者の生死を確認しているという。

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