金有悦さんが舞踊リサイタル「舞心―願いを込めて―」

「朝鮮舞踊の神髄伝えたい」


 舞踊生活25年を記念して3月22日、東京・池袋の東京芸術劇場中ホールで、金有悦舞踊リサイタル「舞心―願いを込めて―」(主催=同実行委員会、後援=在日本朝鮮文学芸術家同盟東京支部、office K&J)が開かれる。

 東京朝鮮歌舞団の舞踊手として長年数々の作品に出演し、創作舞踊の作者として、また、「在日朝鮮学生中央芸術コンクール」舞踊部門の審査委員としても知られる金さんは、現在は東京、神奈川、千葉など関東地方を中心に10数カ所で朝鮮舞踊、チャンゴの教室を開き、幼児から70代まで幅広い受講生たちに民俗芸能の楽しさ、豊かさ、奥深さを伝えている。今回舞台には、受講生の中から約60人の1世から5世までが共に出演する。

 演目は独舞「太鼓の舞」、群舞「トンドルラリ」、女性独唱と独舞「オモニを思う」ほか8作品。そのほとんどが金さんの創作した舞踊である。

 「朝鮮舞踊は、世界中どこへ出しても恥ずかしくないもの」と語る金さんは、「在日朝鮮人としてこれから先も日本で定住していく私たちやその次世代のことを考えると、皆が住み良い世の中を作るために今私にできること、それが朝鮮舞踊を通じて多くの日本の人々に朝鮮の素晴らしい文化、芸術を知ってもらい、理解を深めてもらうこと」だと考える。リサイタルには在日同胞への感謝の気持ちと朝・日友好への強い想いが込められている。

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 ●日時:3月22日(金)午後6時開場、6時30分開演。●場所:東京芸術劇場中ホール。●料金:S席4500円、A席3500円、B席2000円。●問い合わせ先:公演事務局TEL 090・6497・1404。チケットぴあTEL 03・5237・9988。

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