公務員「腐敗は依然残ったまま」


 公務員の大多数が公職界では依然として不正腐敗が多く、現行の「成果賞与金」制度は廃止されるべきとの考えを持っている事がわかった。

 5日、行政自治部の公務員職場協議会が308人の職員を対象に行った設問調査によると、84.7%(211人)の回答者が「公職界に腐敗が存在する」と答えた。

 腐敗の原因として、公務員の幅広い裁量権(28.6%)、便宜を図ろうとする民間からの誘惑(20.0%)、公職界の構造的矛盾(17.5%)などがあげられた。

 また腐敗をなくすためには、反腐敗システムの定着(34.8%)と腐敗防止関連法の改定および強力な処罰(32.5%)、絶え間ない腐敗反対運動の展開(17.4%)などが必要とされた。

 一方、現行の「成果賞与金」制度に関しても66.9%が廃止するべきと答え、その理由として制度趣旨の不明瞭化(29.0%)、客観的な評価法の欠如(27.5%)などが上位を占めた。

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