北海道初中高で日本人教師が教壇に

札幌市教組主催の授業研究会


 札幌市教職員組合などが主催する日朝友好促進交換授業研究会が2月23日、北海道朝鮮初中高級学校で行われ、60人の日本人教員が同校を訪れた。研究会は今年で6回目。民族教育に対する理解を深めることで、国際理解に対する真の認識を育むことが目的だ。

 会では授業参観が行われた後、7人の日本人教員が同校の児童、生徒らを対象に英語、理科、体育、音楽、日本語などの授業を行った。

 午後には同校教職員との交流会が開かれた。交流会では北海道初中高が創立後の40年間、多くの人材を輩出し、地域社会に貢献しているにも関わらず朝高卒業生の国立大学への受験資格や日本の私立学校並みの教育助成が認められていない差別の現状が報告された。参加者たちは、日本市民の中で朝鮮学校や在日朝鮮人の存在について理解が少ない現状を述べながら、それを打破するための方途について意見交換した。【北海道初中高】

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