人生の遠き道が呼ぶ
人生の遠き道が私たちを呼ぶ
親しい友よ、別れの時がやってきた
祖国の地 北辺へ、はるか西海岸へ…
二度とは始業のベルにあつまることはできない
それぞれの歩む人生の道は
今日みんなで囲んだ
この食卓のように円くはないから
約束はできない、またいつ会えようとは
青春時代は行く道も遠く やるべきことも多い
一生を賭しても行き着くことはできないかも知れない
心に刻もう 志は空の星をとりにいくようなもの
その星は遠く 一生はそう長くはないということを
だから友よ、心臓が熱いうちに
急いで歩き寸暇を惜しんで生きよう
つらく苦しいそのすべての瞬間を乗り越えたとき
両手でつかもう 空の星を
別れは長く再会は約束できなくとも
人生の道は平行線ではないから
また会おう、どこかの交差点で
祖国に誠実で友情に変わりがなければ
別れのハンカチはいらない
固く握手をかわし 笑って旅立とう
年は若くとも心は幼くない
人生の第一歩を大きく踏み出そう
友ようたおう 再会の歌を
どこにいても炎のように熱く松竹のようにまっすぐ生き
そして青春を捧げるべき時は よろこんで捧げよう
人生の卑怯な逃亡者には再会はないはずだ(1988年)(訳・全佳姫) |