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金正日総書記誕生記念、日朝友好団体が祝賀宴

「さらに統一支持運動を」

 「金正日総書記誕生60周年記念祝賀宴」(主催=同実行委員会)が22日、都内のアルカディア市ヶ谷で行われ、朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の槙枝元文議長、清水潤代表委員、清水澄子・朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表、中小路清雄・日朝学術教育交流協会会長ら協賛団体関係者、総聯中央の南昇祐副議長、韓正治国際局長らが参加。

 祝賀宴では主催者を代表して槙枝議長、続いて来ひんとして招かれた南副議長があいさつした後、平壌で2月13日から20日まで開かれた「21世紀の太陽を迎える集い」に参加し、「集い」の議長団の一員として活動した清水代表が報告した。

 清水代表は、30余カ国の参加者らと交流を深めた事実などに言及。「朝鮮では民族の自主が踏みにじられ、いわれなき分断が継続しているがその責任が日本と米国にあることは明らか。朝鮮の統一のために、日本でさらに運動を展開させていかなければならないことを痛感した」と語った。

ブッシュ政権を相手にせず

朝鮮外務省代弁人談話

 朝鮮外務省スポークスマンは22日、ブッシュ米大統領のアジア行脚(17〜22日)について要旨次のような談話を発表した。

 アジア行脚の期間、ブッシュはわれわれの自主権を侵害し、内政に露骨に干渉し、われわれを力で圧殺しようとする危険きわまりない企図をより鮮明にさらけ出した。

 われわれに対する中傷に明け暮れてきたブッシュは今回、さらに一歩進んでわが制度の「変更」についてうんぬんし、最高首脳部を中傷・冒とくした。

 これによって、ブッシュがわれわれを「悪の枢軸」と呼んだことが、兵器の問題や「テロとの関連」から出たものではなく、国際世論も論評しているように本質的には、わが最高首脳部と制度に対する体質的な拒否感から出たものであることが明白になった。

 わが最高首脳部をむやみに中傷し、わが制度をひぼうしたことについては、彼が例え初歩的な理性さえ失った者であり、政治的未熟児だとしても絶対に許すことは出来ない。

 今回の妄言には、わが最高首脳部と人民大衆を離間させようとする彼なりの「打算」がうかがわれる。

 わが国の政治体制を、有権者の半分にも満たない支持票によっても大統領の座につける米国の体制と同じように見ているブッシュの「打算」こそ、笑止千万である。

 領袖、党、大衆が一心団結し、人民大衆が真の政治的自由を享受しながら、互いに助け合い生きるわが社会制度の独特な本質について、ブッシュは永遠に理解できないだろう。

 わが体制に対するブッシュの妄言は、その体制の根幹をなしている朝鮮人民の民族的感情に対する冒とくであり、われわれとの対話否定の宣言にほかならない。

 ブッシュの決まり文句である「大量殺りく兵器」や「飢餓」の問題も、すべて米国が対朝鮮敵視政策を追求し、半世紀以上もわれわれを軍事的に脅かし経済的に封じ込めてきた結果、生じた問題である。

 事実がこうなのに黒を白といいくるめ、われわれに制度変更まで強迫しようとするのは、彼らが口癖のように公言している対話という主張の下心が何かを、自らさらけ出したに等しい。

 われわれもまた、わが人民が選択した制度を力で変更させようと妄想しているブッシュ政権を相手にする考えはない。

 米国がわが制度を認めようとせず、侵攻の口実だけを探し求め提唱している対話は必要ない。(朝鮮通信)

南朝鮮訪問は「戦争準備の行脚

 23日発朝鮮中央通信は、ブッシュの南朝鮮訪問(19〜21日)を論評し、「米国主導の『反テロ連合』の付属物として縛りつけ、反統一勢力をそそのかして民族大団結の気運を抑える一方、戦争挑発の準備状態を最終的に検討するための戦争行脚だった」と指摘。

 そして「看過できないのは、軍服姿で軍事境界線を回りながら、われわれの革命武力を『悪漢』だと中傷し、『世界でもっとも危険な政権がもっとも危険な兵器で脅かすのを決して許さない』との暴言を吐いたことだ」と述べ、「アフガニスタン戦争の炎を朝鮮半島に移す企図をあらわにしたもの」だと強調。「われわれの政治体制を変更させようと、侵略の口実だけを追求しているブッシュ一味をこれ以上相手にしないだろう」と明らかにした。(朝鮮通信)

「悪の枢軸」発言を非難

カーター、オルブライト

 23日のイタル・タス通信によると、カーター元米大統領がアトランタで行われたテロとの闘争問題に関する会議での演説で、ブッシュ大統領が「北朝鮮、イラン、イラクを悪の枢軸」と規定したことは、幼稚かつ非生産的だと批判した。

 またオルブライト前国務長官も22日、ミシガン大学での講演で「悪の枢軸」発言に触れ、誤りだと非難した。(朝鮮通信)

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