細菌繊維素応用分野の開拓


 金日成総合大学生命科学部の研究者らは、さまざまな培養条件と方法にふさわしい最も能率的な繊維素生成菌を分離、同定し、工業廃棄物に適用して細菌繊維素(バクテリアセルロース)の生産性を高められる科学的基礎を築き上げた。

 研究者らは、細菌繊維素を生産する温度、規模などの条件を細菌の特性に合わせて科学的に設定し、短期間内にその生産を最良化できるようにした。

 新たな製造方法によって生産された細菌繊維素で造られた創傷被覆材は、やけどの治療に非常に特効のある薬材として認められた。

 新しい細菌繊維素は食料品添加剤、健康食料品、そして薬品、化粧品材料として広く利用されている。

 研究者らはこのほかにも、この細菌繊維素を多様な電子器具の製作に利用して高級音響振動版、精密フィルター印刷配線板などもつくった。(朝鮮通信)

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