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「いつまでもお元気で」 宮城・青商会と青年会議所、1世招待し温泉旅行 在日本朝鮮宮城県青年商工会(車正英会長)と韓国東北青年会議所(鄭竜一会長)の共催による「同胞慰労会in緑水亭2002」が宮城県の秋保温泉で行われ、総聯の錦繍会、民団の韓寿会に属する同胞高齢者ら150人が招待された。1世らをともに慰労しようと、両団体が3カ月前から準備を進めてきた。東北初中高の生徒も参加し、1世の背中を流したり小公演も披露し活躍した。 宴会に先立ち両団体の会長があいさつ。鄭会長は「ワールドカップが開かれた年に統一イベントができたことは意義深いこと」と述べ、車会長は「手を取り合ってより良い同胞コミュニティーを築いていこう」と語った。 答礼に立った韓寿会の呉今蘭会長は「情勢も景気も悪い中で旅行を企画してくれた若い方々に感激している」、錦繍会の韓述龍会長は「頼もしい若い世代とともに在日コリアン社会の発展と祖国統一に向けて1世もがんばっていく」と喜びいっぱいだった。宴会では北関東朝鮮歌舞団の公演が披露された。【宮城県青商会】 真相究明強く要求 女子中学生れき殺事件無罪判決と関連し在日団体が談話 南で起きた米軍による女子中学生れき殺事件で、米軍法廷が無罪判決を下したことと関連し、在日同胞団体が2日、それぞれ談話を発表した。 朱相礎朝青中央委員長は、幼い女子中学生を2人も殺害した犯人に免罪符を与える「裁判」がどこにあるかとしたうえで、祖国の地から米軍を追い出し民族の尊厳を取り戻すことが、北と南、海外すべての青年学生と同胞が下した正義の判決だと指摘した。 また、金昭子女性同盟中央委員長は、不当な軍事裁判をすべての在日同胞女性の名で糾弾するとしながら、米軍法廷は裁判を白紙化し事件の真相を究明することを強く要求した。 一方、在日本朝鮮学生委員会の安泰斗委員長は、今回の殺人事件はわが民族に対する挑戦であり冒とくであるとしながら、南での反米闘争に合流し統一した自主的な祖国のために先頭でたたかっていくと述べた。 女子中学生れき殺事件無罪判決と関連、31の在米僑胞団体が緊急声明 米軍装甲車女子中学生れき殺事件ホワイトハウス抗議訪問団米州後援会の31在米団体が11月22日、緊急声明を発表し、2人の米兵容疑者に対する米軍事法廷の無罪判決を糾弾した。 声明は、事件発生後、米軍が徹底して事実を隠蔽、歪曲し「詐欺裁判」を行ったのは、朝鮮民族の自主権と尊厳を踏みにじる行為であるばかりか、100万人を超える南の市民たちの署名、要求を紙くずのように見なして無罪を言い渡した米軍を許さないと指摘した。 そして、在米僑胞は近く渡米する南の抗議訪問団とともに、ホワイトハウス前をはじめロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンなどで力強い闘争を展開すると強調した。 金永南委員長、ラオス大統領らに祝電 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は1日、ラオス人民民主共和国創建27周年に際して同国のシバンドン大統領に、11月28日、「パレスチナ人民との世界連帯の日」に際しアラファト・パレスチナ国家大統領に祝電を送った。 そのなかで金委員長はそれぞれ、両国人民間の友好と連帯のきずなが今後も強化、発展するものとの確信を表明した。 また、11月20日にはボスニア・ヘルツェゴビナ幹部会議長に選出されたサロビッチ氏に祝電を送り、両国間の関係が良好に発展し続けるものとの確信を表し、議長の責任ある活動で大きな成果が収められるよう願った。(朝鮮通信) 洪総理、ロ科学アカデミー代表団と会見 洪成南総理は1日、万寿台議事堂でロシア科学アカデミー代表団(団長=ドブレチョフ副院長兼シベリア分院院長)と会談した。朴昇彩科学院副院長ら関係者、カルロフ駐朝ロシア大使が同席した。(朝鮮通信) 朝ロ分院が協力協定 1日、朝鮮科学院恩情分院とロシア科学アカデミー極東分院間の科学協力に関する協定が調印された。科学院恩情分院の姜東根院長とセルギエンコ極東分院院長が協定文にサインした。(朝鮮通信) 科学院創立50周年記念報告会 科学院創立50周年記念報告会が11月29日、平壌で行われ、洪成南総理、朝鮮労働党の崔泰福書記と省、中央機関、党、行政の責任幹部、科学院の活動家と科学者、技術者、従業員、在日本朝鮮人科学技術協会代表団、中国朝鮮族科学技術者協会代表団、在米同胞科学技術協会代表団、ロシア科学アカデミー代表団が参加した。 報告会では、崔泰福書記が朝鮮労働党中央委員会の祝賀文を伝達した後、李光濠科学院長が記念報告。李院長は、情報科学技術、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなど先端分野と重要部門を世界的水準に引き上げ、数学、物理学、化学など基礎部門を発展させていくことについて強調した。(朝鮮通信) 駐パキスタン朝鮮大使を任命 最高人民会議常任委員会の政令によって、パキスタン駐在朝鮮大使に金元圭氏が任命された。(朝鮮通信) 「団結して世の中変えよう」 ソウルで「2002民衆大会」 「2002全国民衆大会」が11月30日、ソウルのマロニエ公園で行われ、労働者、農民、貧民、学生などおよそ1000人が参加した。 集会ではまず、チョン・グァンフン全国連合共同議長があいさつし、「民衆の生存権が破たんしている非常時局の下、各層の民衆が一致団結し民衆の10大要求を実現しよう」と述べた。 チョン共同議長は、WTOコメ輸入開放反対、経済特区法廃止、公務員労組への弾圧中断、貧民生存権の保障、SOFA(韓米地位協定)の改定などを盛り込んだ「10大民衆要求案」を読み上げながら、「民衆が団結すれば必ず成し遂げられる」と強調した。 つづいて全農、全貧連、民主タクシー連合、公務員労組、保健医療労組、鉄道労組、韓総連など各部門の代表らが演説を行った。 民主労総のユ・ドクサン委員長代理は、「女子中学生を殺害した2人の米軍兵士は出国したが、まだ3万5000の米軍が駐留している」「駐韓米軍を追い出し、わが民族同士力を合わせて暮らしていこう」と述べた。また、「労働者、農民、都市貧民、学生が団結すれば、世の中を変えることができる」としながら、「12月19日の大統領選挙を、保守政治家を審判する場にしよう」と演説を終えた。 参加者らは決議文を通じ、「民衆が生存と自主のためにたたかっているのに、政治圏は何をしているのか」「労働者と農民の連帯を土台に、広範な民衆が参加する民衆連帯闘争で10大要求を実現させる」ことを明らかにした。 一方、集会には犠牲となった女子中学生の父親らが参加、「娘は惨めな死に方をしたのに責任をとる人間がいないというのはあまりにも悲惨だ」「民族の自尊心を守るためにも、この場に集まった皆さんが努力して、SOFA改定を成し遂げてくれることを願う」と語った。 集会を終えた参加者らは、10大要求が書かれた横断幕を持ちながらデモ行進を行った。 |