同胞の店

鉄板焼き屋・MARUMI
(名古屋・今池)

コリアンテースト満載/パジョンにホルモン焼きなど


 飲食の街として知られる名古屋の今池。数千数万の飲食店が並ぶ。地下鉄今池駅10番出口から徒歩2分のところにある、創業16年の人気の鉄板焼き屋「MARUMI」は、従来の、肉、野菜、海鮮類の鉄板焼きやお好み焼きなどはもちろん、コリアンテースト満載の新食感がいろいろ楽しめる。

 店主の金尚信さん(38)こだわりの創作料理はどれも絶品で、とくにオススメは、毎朝、柳橋中央市場で仕入れる旬の海鮮をふんだんに使った「ヘムルパジョン」(韓国風お好み焼き、1200円)。イカ、エビ、タコ、貝柱などをふんだんに使っている。また牛ホルモン焼きなどはコチュジャンをベースにした味噌ダレで、「子どもの時に食べた昔ながらの味」(金さん)を堪能できる。お客さんはサラリーマンにOL、カップルなどの日本人がほとんどだが、その味が受けているようだ。

 お好み焼きは、基本のお好み焼き(600円)、モダン(800円)、ネギ焼き(600円)、焼きそば(600円)、焼きうどん(700円)、オリジナルのなつかしのコテコテねぎ焼き下町風(1000円、牛スジとこんにゃく入り)に、18種のトッピング(50円〜200円)の中からお好みの物を選び、ソースやしょうゆで味わう。また最後のシメとして、石焼そばめし、石焼すじめし(キムチ入り、各1000円)も人気だ。

 この地域は現在、外国人が多く住むようになったといわれるが、そのせいかカレー風味の日印友好焼きそば(850円)、しょうゆ味の日韓友好焼きうどん(900円)なども人気を集めているという。アルコール類にはワインが数種類あり、地酒の豊富な品揃えも魅力。

 店内は木造で所々にオレンジ色が用いられており、屋号のように「まるく」「やわらかい」雰囲気。オープンキッチンのカウンターに掘りごたつなどのテーブルに36人収容。予算は1人2500円から3000円前後。よい素材を使いながらも低価格で「楽しんでもらう」ことをモットーとする金さんだ。(基)

 営業時間 月〜金曜=午後5時30分〜午前1時、土日祝日=午後5時30分〜11時。TEL 052・733・1660

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