朝米不可侵条約締結を

汎民連南側本部、米大統領に書簡


 祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部は、「北の先核廃棄」主張が偽りに満ちていることを明らかにし、朝米不可侵条約の締結を強く求める公開書簡を11月18日、ブッシュ米大統領に送った。

 書簡はまず、ブッシュが「北が核開発を是認した」といっているが、なぜ「北の核開発」に対する詳しい情報を明らかにしないのか、と問い返した。

 また、ジュネーブ合意は、北の核凍結と引き換えに軽水炉を建設し、朝米間の政治・経済関係の完全な正常化、核のない朝鮮半島の平和と安定のため、国際的な核拡散防止システムの強化のため共に努力するということを主要内容としているが、ブッシュはこの義務を誠実に果たしているのか、と問いながら次のように指摘した。

 「先核廃棄」の主張は、もはや対話の議題になれない。一方的な行動だけを強要するならこれこそ強制であり、圧迫にほかならない。結局、対話だの戦争反対だのというのは、国際的非難の世論をなだめるための欺瞞行為であって、「先核廃棄」を名分にして戦争を起こすということではないのか。

 真に対話を望むなら、直ちに一方的な「先核廃棄」の要求を撤回せよ。

 ブッシュは、「米朝間の戦争もなく、北も侵攻しない」としながら、なぜ北が提案した自主権の認定、不可侵、経済発展の保障に基づいた協議を拒むのか。

 圧迫だけの対話は結局、強迫であり、自主権に対する侵害である。ブッシュに真の対話の意志があるなら、朝米不可侵条約を締結して朝米間の平和を遂げなければならない。

 米国が不可侵を拒むなら、戦争などを通じて北を併呑する野望を放棄していないということを確認させることになる。

 朝米不可侵条約は、相互尊重に基づいたものであって、いかなる一方的な要求でもない。

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