フグ注射薬を開発


 朝鮮の科学院生物分院実験生物学研究所で治療効果の大きいフグ注射薬を開発している。

 同研究所では、すでに毒力が1ミリグラム当たり5000MU単位以上に該当する純粋なフグの毒を抽出、分離することに成功しており、その応用範囲を引き続き広げてきた。

 ここ数年間だけでも、結核と各種の神経・血管系統の疾病の治療に良い注射薬を製造した。

 この結核注射薬は、臨床実験で他の臓器に全く影響を与えず、82%の有効率を上げた。そして、抗生剤による肝臓機能障害もなくなった。この薬は、少ない費用で短期間内に効果が現われる。

 研究所では、麻薬中毒の解除に特効のある薬も開発した。

 治療範囲が非常に広くて万能薬と呼ばれるフグ注射薬は、関節炎、湿疹、勃起不全、前立腺炎、やけど、アレルギーなどの疾病にも広く利用されている。

 研究所には、フグ注射薬を量産できる拠点がりっぱに整っている。フグ注射薬の利用展望が期待される。(朝鮮通信)

日本語版TOPページ