米国の鉄道・道路連結妨害に関連し北側代表団、談話発表


 米国が北南鉄道・道路連結工事を妨害していることについて、金゚星北南閣僚級会談北側団長、朴昌蓮北南経済協力推進委員会北側委員長がそれぞれ17、18日に発表した談話の内容は次の通り。

 [金゚星団長]米国は、北南鉄道・道路の連結で提起されるいかなる問題にも干渉する名分と条件がなく、これに干渉して許可をうんぬんするいかなる根拠もない。

 北南閣僚級会談代表団は、今まで数回にわたって平壌とソウルを往来したが、1度も彼らの許可を受けたことはない。

 今回、米国が許可なるものを持ち出したのは前例にないことであって、その目的は明白である。

 それは、わが民族と世界が支持、歓迎する北南鉄道の連結を妨げ、ひいてはアジアと欧州を結ぶ鉄の大通路の建設を阻もうというものである。

 米国がわが民族の生存権と自主権を侵害しようとして起こしている「核騒動」と時を同じくして今回、北南鉄道・道路の連結を妨げようとするところに、事態の深刻さがある。

 [朴昌蓮委員長]米国が前例にもない不当な問題を持ち出したのは、北南鉄道・道路連結工事にブレーキをかけ、破綻させようとする犯罪行為である。

 北南間に鉄道と道路を連結するのは、外部勢力によって断ち切られた民族の血脈と地脈をつなぎ、わが国を統一と繁栄の軌道に乗せるための民族的意義を持つ重大な活動である。

 一方でこの活動は、アジアと欧州を連結する平和の鉄の大通路を建設する世界的な工事である。

 米国の今回の行為は、自らが作った分裂の障壁がわが民族の力によって崩壊し、わが民族が統一繁栄の道へ進むのを阻むためのものであり、アジアと世界の平和と安全、共同の繁栄にかんぬきをかけようとする計画的な好意である。

 わが国の軍事境界線鉄道・道路連結区域は決して米国の領土ではない。(朝鮮通信)

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