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金正日総書記、中国の胡総書記、江軍事委主席に祝電

 金正日総書記は15日、中国共産党第16回大会で、胡錦濤氏が中国共産党中央委員会総書記に選出されたことについて祝電を送り、世紀を継いできた伝統的な朝中友好が、こんにちの時代の要請と共通の利益にふさわしく今後も強化発展し続けるものと確信すると強調。そして、中国共産党が提示した社会主義現代化建設偉業を実現するための責任ある活動で大きな成果が収められるよう願う、と指摘した。

 また同日、党中央軍事委員会主席に再選された江沢民氏にも祝電を送り、次のように指摘した。

 歴史のあらゆる試練を乗り越えた伝統的な朝中友好が、双方の共同の努力によって良好に発展し続けるものと信じつつ、党と軍隊をいっそう強化するためのあなたの貴い活動での新たな成果と健康を願う。(朝鮮通信)

金永南委員長、WFP事務局長一行と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は15日、万寿台議事堂で世界食糧計画(WFP)のモーリス事務局長一行と会見した。崔秀憲外務次官らと駐朝国連常駐調整者兼WFP代表のハイダー氏が同席した。(朝鮮通信)

WFP事務局長訪朝に関して報道文

 平壌16日発の朝鮮中央通信によると、WFP事務局長一行の訪朝に関する報道文が発表された。

 それによると、一行は12日から16日までの滞在期間、金永南委員長を表敬訪問、白南淳外相、金蒼植農業相らと会い、愛育園、幼稚園、栄養菓子工場、小児病院など咸鏡北道内の各協力単位を見て回り、WFPの現行の食糧援助の履行状況を現地で了解した。

 現地参観を通じて事務局長は、WFPの協力が円滑に履行されていることに満足の意を表し、朝鮮の現在の食糧事情が依然として厳しいことに言及。食糧援助などの協力を続けるため努力すると表明した。(朝鮮通信)

金永南委員長、離任あいさつに訪れたイタリア大使と会見

 金永南委員長は15日、万寿台議事堂で離任のあいさつに訪れたブルニ駐朝イタリア大使と会見した。また白南淳外相も同日、同ブルニ大使と会見した。(朝鮮通信)

朝鮮経済考察団帰国

 南朝鮮、インドネシア、マレーシア、シンガポールを訪問した朝鮮経済考察団(団長=朴南基・国家計画委員会委員長)が16日、帰国。金容淳書記、趙昌徳副総理と安京浩・祖国平和統一委員会書記局局長らが出迎えた。(朝鮮通信)

これ以上、雅量示せない

ミサイル発射問題、朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは16日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、日本側が拉致問題にかこつけて朝・日平壌宣言の中核事項である過去の清算の公約を先に踏みにじり始めた以上、われわれもミサイル発射問題でこれ以上、雅量を示す余地がなくなっていると述べた。

 スポークスマンは、宣言でミサイル発射の保留を2003年以降も延長する意向を表明したのは、日本の切なる要請を考慮したものと指摘しながら、国家間の約束は徹底的に相互性に基づいている、国民感情は日本だけにあるものではない、と強調した。(朝鮮通信)

北南鉄道連結作業妨害する米国非難

朝鮮中央通信と鉄道省

 朝鮮中央通信は16日、論評を発表し北南鉄道連結事業を妨害する米国を非難した。

 論評は、米国が「軍事境界線通過には軍事停戦委員会の許可が必要」などの口実で、非武装地帯の地雷撤去を全面的に遮断している事実について触れ、東西海線鉄道・道路が通過する軍事境界線と非武装地帯区域を北南の管理区域にすることは、朝鮮人民軍側と国連軍側の間で合意されたものだと指摘した。また、鉄道、道路の連結事業は祖国統一に向けた大きな一歩であると同時に、全世界が歓迎しているとしたうえで、米国がこれを妨害するのは何によっても正当化できないと述べた。

 そして、米国の真意は朝鮮を武装解除し屈服させようとの意図から、朝鮮半島の軍事政治情勢を対決局面に追い込むための企図にほかならないと指摘した。

 一方、朝鮮鉄道省スポークスマンも同日声明を発表し、これまで北南間で陸路、海路、空路を通じ多数の人員が軍事境界線を往来したが、国連軍側は一度も往来者名簿を求めたことがなかったと指摘。これはすでに有名無実化した国連軍の存在名分をたてなおし、北南関係の発展を阻もうとするところに目的があるものだと米国を非難した。

 スポークスマンは、地雷撤去作業の中断にともなう東海線臨時道路連結や金剛山モデル陸路観光などの遅延に関するすべての責任は、米国が負うことになると指摘した。(朝鮮通信)

在日本朝鮮人経済人訪問団、三星電子など経済施設視察

 在日本朝鮮経済人訪問団(団長=梁守政商工連会長)が20日、成田空港からソウル入りした。南の4大経済団体のひとつ、韓国中小企業協同組合中央会(KFSB)の招きによるもので、同関係者が日本から同行した。

 6.15共同宣言発表後、宣言の基本精神に沿って和解と交流のムードが高まるなか実現しただけに、注目を集めている。

 梁会長は出発に先立ち、「感無量だ。微力ながら祖国の統一を目指す共同宣言の履行に役立てる誇り、南の経済人と交流する期待と喜びで胸がいっぱいだ」と抱負を語った。

 一行は6泊7日の日程で、KFSBを表敬訪問、三星電子などの経済施設を視察するほか、ソウル市内の景福宮や博物館などを見学する。済州空港から成田・福岡ルートに分かれ26日に日本に戻る予定。

「作業妨害は軍事挑発」、民族同士の自主的解決要求

民主労働党が鉄道連結作業と関連し記者会見

 京義線と東海線の鉄道・道路連結に向けた非武装地帯の地雷撤去作業が、北南双方の検証団派遣手続きに関する国連軍司令部の干渉によって遅延している中、民主労働党の「米軍基地のない国づくり運動本部」(運動本部)が15日、米第8軍司令部の前で「南北鉄道連結事業を妨害する駐韓米軍を糾弾する記者会見」を行い、「米軍による鉄道連結事業の妨害は、朝鮮半島に対する米軍の軍事的挑発が始まる兆候だ」と厳しく非難した。

 記者会見では運動本部のキム・ヘギョン副代表が記者会見文を朗読し、「南北間の相互地雷撤去検証手続きのようなことにまで、米軍が自ら委任した権利を忘れて強引に干渉するのは、南北鉄道連結事業を妨害し、和解と統一の雰囲気をつぶそうという不純な意図」から出たものだと指摘した。

 また、「停戦協定に従えば、非武装地帯の地雷撤去作業は1953年に国連軍司令部が責任を持って履行すべきだったにもかかわらず、これを履行しなかったばかりか半世紀もの間、非武装地帯を軍事的重武装状態にとどめておいた」「駐韓米軍は、この間停戦協定に違反してきたことを反省すると共に、国際対人地雷禁止条約に加入し南北鉄道連結事業の妨害を即刻中断すべきだ」と述べた。

 チェ・ギュヨプ運動本部本部長は、「ケリー特使の訪北以来、朝鮮半島には新たな雰囲気が作り出されている」としながら、「国連軍司令官と北の人民武力部長の合意を基にできた南北軍事保障合意書では、南北管理区域内の問題は南北双方に委任された状態になっている。これを米軍が妨げるのは、単純な事件ではなく軍事的挑発の第一歩だという危機感を抱いている」と語った。

 つづいて実践連帯のユン・ハンタク共同代表、徐敬元自統協常任顧問らが演説を行い、駐韓米軍を非難すると共にこの問題は民族同士で自主的に解決すべきとの見解を明らかにした。

 記者会見後、代表ら3人が米第8軍司令部に抗議書簡を手渡そうとしたが、米軍側はこれを拒否した。

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