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東大阪朝中サッカー部、府秋季大会で優勝

 東大阪朝鮮中級学校サッカー部が3日、中体連大阪府秋季総合体育大会サッカー部門で優勝し、参加した府下352中学校のトップに立った。

 中級部1、2年生で構成された新チームで臨んだ同サッカー部は、1回戦から圧倒的な強さで勝ち進んだ。準決勝では和泉中学校の中学3年生チームと対戦。苦戦を強いられるも延長の末2―1で勝ち、決勝では三原台中学校を3―1で破った。

 同大会サッカー部門の柴田忠人・専門委員長は、「中級部1、2年チームが優勝するのは大会史上初めてのこと。朝鮮学校児童の技術の高さと闘志に敬意を表する」と感想を述べていた。【東大阪朝中】

「芸術通し日朝の心つなげて」

金剛山歌劇団全国ツアー、北九州、倉敷、呉で盛況裏に

 盛況のうちに各地で行われている金剛山歌劇団の全国ツアー。

 10月28日、福岡県北九州市の八幡市民会館で行われた公演には1200余人が、また同月24日に行われた岡山県倉敷市の倉敷市民会館での公演には1500人を超える観客が訪れたほか、22日に広島県呉市の呉市文化ホールで行われた公演にも700余人が訪れた。

 日本人拉致事件と関連し、厳重な警備のなか行われた24日の公演を観覧したある日本市民は、「国は違っても歌や踊りを通した『感動』は共有できるもの。これからも芸術を通して日朝の心をつなげるためにがんばってほしい」とエールを送っていた。

 なお年内は、今月11日の広島と14日の千葉で公演が予定されている。

朝鮮と東ティモールが国交樹立

 朝鮮と東ティモール民主共和国が7日、国交を樹立した。

 平壌で発表された報道によると、両国は独立、自主権、領土保全に対する相互尊重、平等を互恵、内政不干渉の原則に基づいて友好・協力関係を発展させようとする念願から、5日大使級外交関係を設定することにした。

 報道はまた、両国間の外交関係設定は両国人民間の相互理解と信頼をあつくし、両国間の関係を各分野にわたって発展させるうえで寄与するだろうと指摘した。(朝鮮通信)

金永南委員長、ベトナム大統領に慰問電

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は5日、10月29日に起きたホーチミン市の国際商業センタービル火災により、多くの人命被害が発生したことで、ベトナムのチャン・ドク・ルオン大統領に慰問電を送った。

 金委員長は電文で、被害者と遺族に深い哀悼と慰問の意を表し、ベトナム人民がベトナムの党と政府の正しい指導のもと、今回の事故による被害を早急にいやすものとの確信を表明した。(朝鮮通信)

経済協力推進委南側代表団平壌入り

 北南経済協力推進委員会第3回会議に参加する経済協力推進委員会南側委員長の尹鎮植財政経済次官を団長とする南側代表団が6日、平壌入りした。空港では北側委員が代表団を迎えた。

 同日、内閣責任参事で閣僚級会談北側代表団の金゚星団長が、南側代表団のために宴会を催した。(朝鮮通信)

朝鮮労働党中央委、中国共産党中央委に祝電

 朝鮮労働党中央委員会は7日、中国共産党第16回大会の開催に際し、同党中央委員会に次のような祝電を送った。

 今回の貴党大会は、中国共産党と中国人民の政治生活において大きな歴史的意義を持つ画期的な出来事になるであろう。

 中国共産党が歩んできた栄光の道のりと復興する中華の新しい姿は、共産党がなければ新しい中国もないということを確証している。

 われわれは、世紀をまたいできた伝統的な朝中友好が両国の党と人民の共同の努力によって、今後も変わることなく引き続き強化・発展するものと信じる。(朝鮮通信)

朝ロ漁業共同委朝鮮側代表団訪ロ

 ロシアで開かれる朝ロ漁業共同委員会第16回会議に参加する金圭洛水産次官を団長とする朝ロ漁業共同委員会朝鮮側代表団が7日、平壌を出発した。(朝鮮通信)

「民間統一運動への弾圧」

訪北交流事業と関連し統一連帯が統一部に不許可理由を質す

 統一連帯は7日、ソウルの政府総合庁舎前で「民間統一行事の選別排除糾弾、不許可者に関する情報公開を請求する記者会見」を開き、83人の訪北不許可理由を質す行政情報公開請求書を統一部に提出した。

 リ・ジョンリン汎民連南側本部議長は、「丁世鉉長官に選別式訪北不許可について明らかにすることを求めにきた」「一昨年から今年の青年・女性大会に至るまで、統一部は何の根拠も示さず意のままに訪北者を選別してきた」と非難した。

 つづいてリ議長は「国家保安法という統一を妨げる悪法によって選別されたものと聞いている」としながら、国家保安法に基づけば金大中大統領も「敵国の首魁」と会った罪で監獄にいなければならないと述べた。

 10月16、17日に金剛山で行われた北南女性統一大会への参加を認められなかったリ・ミヘ反米女性会会長は、「昨年の6.15金剛山統一大討論会と8.15民族統一大祭典には参加できたのに、女性大会への参加は不許可になった」としながら、「これは明らかな民間統一運動に対する弾圧だ。基準が明らかにされるまでたたかいぬく」と述べた。

 また、バンド「ウリナラ」のチ・ジョンファン氏も、「南北海外青年学生統一大会の準備をずっとやってきたのに参加許可が出なかった。5年前に利敵団体として起訴された『千里馬』の活動も大法院で無罪となり4年前に赦免・復帰したのに、統一部は司法部よりも上にあるというのか」と怒りをあわらにした。

 記者会見文を朗読した民主労働党の金準基顧問は、「現在の統一部は過剰な職権濫用と民間交流事業に対するあらゆる妨害を常としており、反統一部という汚名を拭い去ることはできない」としたうえで、「統一部の選別排除方針の根拠が何であるかを求める」と語った。

 記者会見の後、代表らは統一部総務課を訪ね行政情報公開請求書を提出した。

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