それぞれの四季
50代の女性パワー
李幸子
女性同盟八幡支部では、40代のオモニたちの「コスモス会」があり、20〜30代の若いオモニたちの育児サークル「ひよこキッズ」がある。60代以上の顧問会もある。でも、50代のオモニたちの集まりがなかった。子育ても終わり、自由時間もやっと持てるようになったのだから、「作ろうよ」と意見が一致した。
名簿の中から50代を探しだし、ピックアップ。40人ほどが見つかった。それからが大変だった。連絡しても留守。2度、3度連絡してやっと連絡が取れた人もいて、35人が入会してくれた。 さあ、次は世話係の人選。女性同盟支部とも相談して、劉分南オモニに引き受けてもらった。次は、活動内容や集まる場所、会費は?、とみんなで話し合った。そして、年会費3000円、朝銀に協力のためということで毎月5000円を旅行費用に積み立てすることにした。 会の名称は「ムグンファ会」。キャッチフレーズは「あなたのお手をお貸しください、私もお手伝いします」と決まった。具体的には、冠婚葬祭で発揮するオモニたちの知恵と力をフルに活用しようということだ。そこで料理の腕前は八幡でナンバーワンといわれている李永喜さんに顧問就任をお願いした。そして、96年4月、ついに結成集会となった。 あれから6年。祖国の子供たちにミルクを贈る活動や花見などの小旅行を毎年、弁当持参で楽しく続けてきた。印象的だったのは、沖縄旅行での喜納昌吉さんのライブハウス行き。一緒に歌ったり、持って行ったチャンゴで踊ったり、思い出は尽きない。今後も家族の協力を得て、楽しみたい。(主婦) |