東京・町田ライオンズクラブ朝・日子ども交流企画

西東京第2が参加


互いの公演について感想発表
 西東京第2朝鮮初中級学校(東京・町田市、朴在和校長)の児童が10月29日、町田市内のホテルで行われた相模原けやきライオンズクラブ主催の「国際交流日朝子供サミット」に参加。町田市立鹿島台小学校の音楽クラブの子どもたちとともに朝鮮の踊りや歌を披露した。創立12周年を迎える同クラブは青少年育成を活動の柱にボランティア活動を進めている。気持ちの通い合う国際交流を、と朝・日の子どもイベントを初めて企画した。

 冒頭であいさつした山崎徹雄会長は、「政治の問題はあるが、互いを慈しむ気持ちが一番貴重だと思う。隣の人たちと仲良くなって」と呼びかけた。

 両校からは児童ら30人ずつが参加し、朝鮮学校は歌「アリラン」「故郷の春」、朝鮮舞踊「月夜の下で」「手拍子遊び」「チャンゴの踊り」を、鹿島台小は楽器合奏「鉄腕アトム」や合唱「夢は限りなく」など元気いっぱいの公演を披露した。公演後、両校の児童らはテーブルに隣り合わせで座り、サンドイッチやケーキをほお張りながら交流した。鹿島台小の河合美咲さん(5年)は「朝鮮の踊りはかっこよかった。これからも仲良くしたい」と話し、朝鮮学校の金梨花さん(初6)は「楽器の音がとても奇麗だった。今度は学校に遊びに行きたい」と笑顔いっぱいだった。

 同クラブの和光早苗さんは、これからも交流を続けていきたいと意欲満々の様子で、イベントが終った後も今月17日に開かれる西東京第2初中のバザーの「お助けをしたい」と関係者に声をかけていた。

 西東京第2初中は地域の朝・日交流に意欲的で、今月は海老名市の国際交流イベント、金森町内ふれあい祭り、町田市中央商店街のイベントに出演する。

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