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平壌学生少年芸術団日本公演が中止、実行委員会が談話

チケット代金返納は各地方実行委まで

 民間交流の一環として予定されていた平壌学生少年芸術団の日本公演が残念ながら中止となった。28日に連絡を受けた日本公演実行委員会では同日、黄元圭委員長(青商会会長)名義による次のような談話を発表した。

 広範な同胞たちから物心両面の援助を受けながら公演実行委員会が準備を進めてきた平壌学生少年芸術団の日本公演が、遺憾にも中止となりました。

 私は、今回の芸術団公演のために温かい心で惜しみない協力をしていただいたみなさまに深甚なる謝意を表するものであります。

 公演チケットの代金は、公演地および地方別に購買者の方々に返納させていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

 お問い合わせは各地方実行委員会までよろしくお願いします。

近畿、東海でも総聯分会代表者大会開催

 「総聯分会代表者大会―2002」近畿、東海地方大会が27日、東大阪市の大阪朝鮮文化会館で開かれ、同地域の総聯、女性同盟分会と朝青班、地域商工会と青商会、学校教育会、留学同など末端組織の代表と、総聯中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長、南昇祐副議長と本部と支部の活動家らが参加した。

 朝鮮から寄せられた祝電が紹介された後、徐議長が「変化した在日同胞社会の要求に沿って新しい姿の分会を作っていこう」と題する報告を行った。

 次に総聯と女性同盟分会、朝青と留学同支部、オモニ会の代表8人が討論した。99年10月の大会以来3年間に模範となった単位も表彰された。

 なお討論に関する関連記事は、11月3日の中四国、九州地方大会の討論と合わせて紹介する。

岡山・津山市訪朝団、市内の公園と平壌に友好の象徴として植樹

 19日に訪朝した岡山県津山市議会の秋山幸則議長を団長とする津山市日朝友好親善訪問団(14人)は20日、錦繍山記念宮殿近くの東方公園で記念植樹を行った。

 津山市には、日本の植民地時代に強制連行されてきた朝鮮人が1959年に帰国する際に植樹した、メタセコイア2本が残っている。市では日朝友好の象徴として、最近、市内に建設された公園と平壌にメタセコイアをそれぞれ植えることを計画している。

 記念植樹には朝鮮側から対文協のメンバー、公園の管理員らが参加した。

 朝・日首脳会談後、日本人訪朝団は初めて。秋山団長は「脅迫電話などもあったが、近くて遠い国ではなく、近くて近い国になることを願い訪れた。日本では拉致の問題だけが強調されているが、日本人はかつて朝鮮人が受けた苦痛を決して忘れてはいけない。不幸な過去を清算してこそ、親善の情が生まれる」と述べていた。【平壌支局】

「米軍は政府の主人か」

LPPの白紙化など求めソウルで駐韓米軍糾弾大会

 ソウル龍山戦争記念館前で26日、「韓米連合土地管理計画(LPP)全面白紙化! 龍山米軍基地油流出! 駐韓米軍糾弾大会」が行われた。

 同集会は、龍山米軍基地返還運動本部が主催したもので、米軍基地の返還を求めて行われてきた月例集会の13回目にあたる。

 集会ではまず、米軍基地返還連帯のキム・ヨンハン執行委員長が、23日に国会で批准されたLPP協定の問題点を、「土地をはさんで米軍と政府がパートナーシップを適用している」と指摘した。

 開会の辞を述べたソ・ギョンウォン民族和解自主統一協議会共同代表は、「首都の真ん中に米軍基地が陣取り、『アパートを建設する』『土地を差し出せ』などと言えるのは、わが国しかない」「状況がこんなに深刻なのに国会と政府は、抗議はおろか米軍が自分の主人であるかのようにふるまっている」と非難した。

 また、「23日にも国会前でLPP協定の批准拒否を要求する集会を開いたが、協定は満場一致で通過した」としながら、「米軍の蛮行と恥知らずな行動に対してわれわれが、最後までたたかいぬかなければならない」ことを強調した。

 キム・ヨンハン執行委員長は、「土地の所有者がいるにもかかわらず、第3者の米軍と政府が土地の効率性をうんぬんしながら計画を立てるのがLPP協定だ」「なぜ米軍がわが国の土地に対して、ああしろこうしろと指図をするのか」と怒りをあらわにした。

 そのうえで、現在、LPP協定により土地を追加供与することになっている有志の人たちが供与地を寄託し、地域市民のすべてが1坪ずつ土地を買う運動を展開していることについて言及、「みんなが土地の主人となり、必ずLPP協定の施行を防ぎきるだろう」と話した。

 最後に、龍山運動本部のキム・ジョンイル執行委員長は、「LPP協定は龍山米軍基地を戦略司令部にするための覇権戦略の一環であり、米軍には返還の意思はまったくない」と指摘、「龍山基地返還のためにもLPP協定全面白紙化にむけてたたかわなければならない」とアピールした。

対朝鮮敵視政策の放棄を

米大学での討論会で李泳禧元教授ら

 米国カリフォルニアの大学で11、12の両日、「朝鮮の平和的統一に対する障害の克服」と題した討論会が行われた。討論会には、米国会議員のバーバラ・リー氏、漢陽大学の李泳禧元教授をはじめとする大学教授、学生らが参加した。また、国連駐在朝鮮常任代表部の職員らが招待された。

 討論会では、バーバラ・リー氏、米国社会科学研究理事会極東アジア協力安全局長のレオン・シーガル氏らが討論した。討論者たちは、朝鮮統一のもっとも大きな障害は、米国の対朝鮮敵対視政策であるとしながら政策の放棄を求めた。また、ブッシュ政権は駐韓米軍の蛮行について謝罪しなければならないと指摘した。(朝鮮通信)

趙明禄総政治局長、ベトナム軍代表団と会見

 朝鮮国防委員会第1副委員長の趙明禄朝鮮人民軍総政治局長は24日、ベトナム共産党書記のレ・バン・ズン主任を団長とするベトナム人民軍総政治局代表団と会見した。

 団長は席上、両国間の友好・協力関係は今後一層発展するだろうと強調した。

 22日に平壌入りした代表団は万景台、金日成政治大学、板門店などを参観し26日、帰途についた。(朝鮮通信)

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