留学同支部委員長のつぶやき ―1―

「温かさ」共有したい

李志翔(広島合同支部)


 5日、新たに広島合同支部が再建されました。

 今年5月、留学同中四国本部が専任スタッフを東京から迎え、本格的に結成されるなど、中四国9県各地で留学同の勢いが増しているなかでの広島合同支部再建でありました。

 日本の専門学校で学ぶ私自身、広島朝高を卒業して2年間、朝鮮学校時代の同級生以外の同胞学生との交流がまったくありませんでした。いつしか私は心の中に寂しさを感じていたようです。

 そのような私が初めて参加した留学同中四国セミナー(6月)はたいへん貴重な場となりました。私はここで多くの感動を得たのと同時に、寂しさがどこから来ていたのかという答えを得ることができました。同胞学生たちとともに過ごす時間は、心底から笑え、民族の一員であることを確認できる温かい場であることを知ったのです。

 民族教育を受け同胞の中で生きることを当たり前のように考えていましたが、専門学校に通うことによってその「当たり前」が、本当は同胞たちの熱意と行動によって成し遂げられているのだということを感じました。

 今回の支部再建を契機に、1人でも多くの同胞学生と「温かさ」を共有していきたいと思っています。

 今はまだ広島留学同の土台がしっかりとしているわけではありません。しかし再建式に参加してくれたトンムたちみんなが、留学同活動の意義をしっかりと感じてくれたと思っています。

 これから同胞学生一人ひとりが主人公になり、留学同広島合同支部を全国でもっとも有名な支部にしていきます。

 そのためにも正直、まだ集まる同胞学生も少なく活動もままならない面もありますが、これから特色ある留学同支部を築いていくために支部委員一同、一心団結して奮闘していきたいと思います。

 全国の同胞ヨロブン。まだ出帆したばかりの幼い留学同広島合同支部に熱い声援をお送りください。(広島会計学院3年)

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